プリメインアンプ MASTERS AU-999FBG/MHP

Zバランス増幅回路を搭載したステレオプリメインアンプ!ヘッドフォンフル対応!バッテリー電源/通常電源でも聴けます!

MASTERS AU-999FBG/MHP 

型番特価平均納期カラーご注文
MASTERS AU-999FBG/MHP
【スタンダード仕様】
特価:¥209,000(税抜:¥190,000) 30日間 ブラックバージョン
1台


シルバーバージョン
1台


MASTERS AU-999FBG/MHP
セイデン採用カスタム仕様
特価:¥216,700(税抜:¥197,000) ブラックバージョン
1台


シルバーバージョン
1台


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商品概要

ヘッドフォンヒアリングが人気です!
スマホの普及もあって、イヤホン、ヘッドフォンで聴いている方が多くなってきました。
一方、ヘッドフォンの仕様、特にインピーダンスの範囲が大きく(8~600Ω)広がってきています。
このアンプはこれらのヘッドフォンを最適にドライブします。おそらく、世界初のヘッドフォンフル対応アンプと思います。
また、通常スピーカーには14W+14Wのステレオアンプとして動作します。
さらに、バッテリードライブ、AC電源ドライブを可能としています。

カスタムには対応しておりませんが、機能を削除してお求めやすい価格でご提供することも可能です。(2024年10月追記)
お気楽にお問い合わせください。

新製品販売の背景

ある程度スペースのあるリスニングルームで、ある程度の音量でヒアリングできる環境にある方は恵まれています。
近年、スマホの普及もあって、イヤホン、ヘッドフォンで聴いている方が断然多くなってきたようです。
かつてはアンプのヘッドフォン端子というと、付け足しの感がありました。
ところが、ヒアリング環境の変化に伴って、ヘッドフォンそのものの音質が驚かされるほど向上しています。
例えば、ゼンハイザーのヘッドフォンの素晴らしいサウンドには感心します。と同時に、高価になったこと!
オーディオビジネスの面からは、非常に活況を呈しています。秋葉原のヨドバシ店頭でのヘッドフォン機種の多いこと、売り場の大半を占めるほどです。それだけ、売れているのでしょう。
ところで、アンプはヘッドフォンをどうドライブするかについては、何も提案されていないように感じます。
ちなみに、ゼンハイザーの輸入代理店に問い合わせしてみましたが、特に、本国からの指示、方向性は出ていないようです。
“聴いてナンボ!のオーディオ”の見地から、自分に心地よいサウンドに聴こえればそれでよいということは納得できますが、少なくとも、これから購入したい方々に何か有効な指針、アドバイスを差し上げてもよろしいのではないかと思っています。

ヘッドフォンのインピーダンスと効率

ヘッドフォンの効率は1mW(1Wの1/1000の電力)で、専用測定冶具(人口耳に相当するとしている)で音圧を測定します。
実際、1mW入力させれば、かなりうるさい大きな音が耳で鳴り響きます。
ここで、300Ωインピーダンスのヘッドフォンに1mWの電力を注入すると、オームの法則から、ヘッドフォン印加電圧は0.55Vと算出されます。
負荷抵抗は300Ωですから、ヘッドフォンに流れる電流は8ΩSPに比べ、わずか2.6%です。
8Ωインピーダンスヘッドフォンでは89.4mVと電圧はわずか3.2%となります。
(注)8Ωスピーカーインピーダンスの効率は1W(2.828V)入力して、1m離れた場所での音圧で示します。
ヘッドフォンをドライブするアンプのパワーは小さくて良く、低ひずみ、ローノイズであることが重要になります。

  

どうヘッドフォンをドライブしたら良いか?

1960年頃、ステレオヘッドフォン専用端子が決まりました。
それは、1/4インチの交換機のバランスパッチボード用(通称110番端子と言う)端子をほとんどそのまま採用して、先端をLch、次をRchの信号用として、グランド側とL/R共通グランドとしました。
ヘッドフォンは3線でステレオドライブできるようにしたわけです。
そして、ヘッドフォンのドライブは、普通のステレオアンプに接続しては大きな音になり過ぎ、また、残留ノイズも耳についてしまうので、抵抗をヘッドフォンのシリーズに接続してきました。
その抵抗値は通常220~470Ωくらいであり、各社、各アンプともにまちまちです。
ところが、近年、ヘッドフォンのインピーダンスが広がってきました。
例えば、ゼンハイザーHD-800Sではインピーダンス:300Ω 、感度: 102 dB、ゼンハイザーHD-599ではインピーダンス : 50Ω、感度 : 106 dBであり、さらにSONY MDR-Z7ではインピーダンス:70Ω、感度:102dBといろいろです。
そうなると、シリーズ抵抗が各ヘッドフォンの相対的音量に合わなくなってきます。
また、ヘッドフォンでは、スピーカーのように定電圧ドライブではなく、定電流ドライブになっています。
定電流ドライブのほうが良いという声はそれとして、できれば、各インピーダンスのヘッドフォンに対して、確実に定電圧インピーダンス対応とすると、マッチングトランスに行き着きます。

搭載するマッチングトランスの内容

搭載マッチングトランスはスーパーパーマロイコアにより、よりDCRの少ない巻線を施したカスタム設計品。トランス製作はタムラOBの達人、Y・Yさんに委託しております。
このマッチングトランスはすでに大好評のMASTERSトランス式パッシブプリアンプと同じコアであり、かつ、取り扱う電圧がパッシブプリアンプの1/10以下なので、さらなる高音質が発揮できます。
ヘッドフォンインピーダンス対応は、3段階切替となっており、High:200~600Ω,Mid:50~200Ω,Low:8~50Ωとなっております。
また、バランスドライブ、ノーマルヘッドフォンのどちらにも対応できるようにしてあります。
結果として、ヘッドフォンの理想ドライブ方式として、ほかのヘッドフォンアンプにない、優れたアンプができあがりました。
優れたそのサウンド品位はひずみ感、ノイズ感なし、すっきり、パワフル、切れ味良く、ヘッドフォンヒアリングの良さを再認識させます。
(参考)このことはプロのアンプ設計者、スピーカー設計者、評論家さん達にお話しても理解していただけないことが多いのです。
皆さん、いかがですか?目の前においたL/Rのスピーカーから出る音は、音が出た途端、L/Rの音は混ざり(空間ブレンド)、ステレオセパレーションは悪くなります。
特に、そうならざるを得ないクラシック音源ではそうなります。ところが、ヘッドフォンで聴くと、空間ブレンドが無くなり、ステレオ感が改善されます。
ヘッドフォンヒアリングの良さが、このようなメリットにあります。ただし、定位が頭の中になりがちになるのはある程度、仕方ありません。
そのようなデメリットをすべてクリアにする方法は、人工頭にマイクを仕込んで録音するバイノーラル録音になります。
一方、ポップス等のスタジオ録音では、あらかじめ収録時に音源が混ざらないようなマルチマイク方式で収録すれば、スピーカーヒアリングの問題はかなりなくなり、かえってヘッドフォンヒアリングの不自然さを感じてしまうことがあります。
けれども、ヘッドフォンヒアリングは振動板からの音が小さくて良いので、スピーカーヒアリングよりも新鮮で良好なサウンドが聴けます。
ちなみにこの内容をオーディオ誌に掲載したことがありますが、理解してくれたオーディオエンジニア、評論家さんは少なかった感じです。

通常スピーカーに対するドライブ

評価の高いZバランス増幅回路によるアンプが搭載され、ヘッドフォンドライブから切替スイッチにより、通常スピーカーをこれもまた理想的にドライブします。

商品の特長

  1. Zバランス増幅回路を搭載したステレオプリメインアンプ、及びヘッドフォンフル対応です。ノーマルスピーカーには14W+14W(8Ω)のパワーを発揮します。
  2. 電源回路は、AC100Vに対してはL/R2トランス方式、バッテリー時はダイレクトにパワーアンプに給電されます。AC電源、バッテリー電源、電源ON/OFFには1個の電源スイッチで操作できます。
  3. 特に、バッテリードライブ時にはAC電源からの電磁波ノイズはゼロですので、電源問題はまったくありません(近年、問題の電磁波ノイズ問題はまったくありません)。
  4. ヘッドフォン対応は、ヘッドフォンのインピーダンスに応じ、3段階切替ができ、すべてのヘッドフォンに完全に対応ができます。従って、スピーカーと同じように定電圧ドライブができ、かつ、超ローノイズドライブとなります。
  5. ヘッドフォン対応トランスは、スーパーパーマロイコアによるカスタム設計。ひずみ発生、ノイズ発生はゼロ。
  6. 近年、音質向上が目覚ましいヘッドフォンサウンドを心ゆくまで楽しめます。
  7. サウンドは、パワフルで、透明感を増し、すっきり、切れ味よく、かつスケール感ある、高音質アンプです。特に情報量が増えた感があります。
  8. 通常用電源ケーブルとバッテリー接続用ケーブルは付属します。

仕様

型番AU-999FBG/MHP
方式Zバランス回路搭載フルブリッジ方式、DC/ACドライブコンパチブル
最大出力14W+14W(8Ω):ノーマルSP
入力バランス2系統
RCA1系統
入力インピーダンス20kΩ
マッチングインピーダンス4~8Ω、ヘッドフォン:8~600Ω:3段階切替
使用デバイスルネサス2SK1056/2SJ160(MOSFET)
周波数特性10Hz~20kHz(-0.2dB/1W/8Ω)
増幅率23dB
ひずみ率0.02%以下(最大出力の-3dB/10Hz~20KHz/8Ω)
残留ノイズ80μV以下(LPF:80kHz)
サイズ(突起物を含む実測値)330(W)×87(H)×275(D)
ウエイト(実測値)5.0kg
消費電力60W(電気用品安全法による表示)
ウエイトは、使用部品の変更により、予告なく変動する場合があります。 使用部品は、予告なく変更する場合があります。

写真掲載

実物写真

以下の写真をクリックすると、大きな写真が表示されます。

ブラックバージョン

AU-999FBG/MHP

AU-900XG/STAX/XHP

AU-999FBG/MHP
AU-999FBG/MHP

AU-900XG/STAX/XHP

AU-999FBG/MHP

資料

AU-999FBG/MHP
AU-999FBG/MHPのアンプ部ブロックダイアグラム

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昨今の部品高騰、入手難で、長年採用していた6角大型SP端子の採用が難しくなりました。
今まで一時的処置として、高額・高級品を値上げせず、サービスで対応してまいりました。
この先も入手難は続きますので、あえて値上げせず、実質値下げ処置としてこの高級品を採用致します。
(2023年9月20日追記)

高級スピーカ端子
高級スピーカ端子

保証期間

お買い上げ後1年間は無償、以後は有償となります。

発売時期

2018年 9月
2023年 5月20日: 「セイデン採用カスタム仕様」の対応開始
2023年 9月20日: スピーカ端子の変更に伴う実物写真を掲載。

ご参考記事