イシノラボ/マスターズ店長の連載
第2弾 オーディオアンプ講座
第2章 アンプとは
オーディオアンプの基本的役割
オーディオアンプとは、入力に加えられた信号を増幅して、スピーカーを動作させると思っている方はおられますか?これは間違いです!
従来のアンプの概念は、【第1図】に示すように書かれているし、そのように認識している方がほとんどです。
本当のアンプの概念は、【第2図】、【第3図】に示すように、入力信号はスピーカーを動作させるコントロール信号です。
(余談:コントロール信号を取り扱うインターコネクトケーブルによる音質の影響は、少なくとも電源ケーブルより少ないことは納得できると思います。)
一方、トランスは入力された電気エネルギーを変換して、トランス以降に伝達させる機器です。だから、トランスを変成器という言い方は正しいです。
オーディオアンプにとって、最重要ポイントは電源
電源からのエネルギーがスピーカーに加えられ、音に変換されるのですから、オーディオアンプにとって、電源が最重要です。
オーディオアンプ電源は商用電源から整流して、直流にしてから、オーディオ信号に変調された成分がスピーカーに流れ込みます。
けれども、昨今では、整流に大変な問題点を含んでいます。
まずは、商用電源100Vの電圧波形を【画像1】に示します。
本来、サイン波であるべき商用電源は近年のスイッチング電源の普及によって、本来、発電所の発電機から発電されたきれいなサイン波は整流時にサイン波の頂上部分を消費され、サイン波がつぶれた状態になっています。
また、これまで、画像で示されたことのない電源トランスに流れている電流波形を【画像2】に示します。
このような現象を捉えることが出来たのは【画像3】に示すような、ホール素子による電流測定器の威力です。
2014年12月 6日掲載
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