バランス増幅真空管パワーアンプ“MASTERS BA―218FB/OS”にも、ご好評をいただき、ロングセラーとなっております。
さらに進めて、3極管の王様というべき300Bを採用して、バランス増幅真空管アンプを作ろうと思っておりました。すでに試作機として作ったアンプは、試聴にいらした方が買って行かれました。聴いて感激!お買い上げになったお客様だけでなく、同席していた私もびっくりで、こんなに感動するサウンドががあるものだろうかと!そこでもう一台、製品化を目的として作ってみようと考えております。内部抵抗が低く、もともとのひずみも少なく、高圧(400V)を掛けられ、パワー20W以上出て、しかもダイレクト感のある直熱管300Bはやはりすばらしいと思います。マスターズアンプとしては、やや高額の部類に入りますが、優れたパフォーマンスを発揮する日本製300Bも、お客様のリクエストがあれば採用できます。
こ期待下さい!
バランス増幅真空管パワーカスタムアンプ“MASTERS BA-218FB/OS”は、他のアンプに見られないバランスドライブ方式を採用し、スピーカを+,-端子の両方からプッシュプルでドライブする(バランス増幅)することで高音質を実現できたと考えています。
ユーザーの皆様からは高い評価をいただいております。
そのような状況下で、このバランス増幅回路を使って、直熱3極管2A3を採用したカスタムアンプをカスタム製作し、納入致しました。
パワーは12W+12Wと大きくありませんが、ピュアで、情報量がいっぱい、そしてスムーズなサウンドと、ユーザー様に大変喜んでいただきました。
作り手の立場ではこれまでのEL34よりも製作は大変ですが、EL34とは異なった、フレッシュでユニークなサウンドが得られていると感じています。
2A3に限らず、同じ直熱管300Bを採用すると、パワーは20W+20Wにアップします。ご興味ある方はお問い合わせ下さい。大変、入手しやすい価格で1台だけのカスタムアンプができます。
映像は2A3カスタム・バランス増幅・パワーアンプ、“MASTERS BA―212/BAL”です。
このカスタムアンプはリクエストにお応えして、バイアス可変によってプレート電流をピタリとの調整ができるメーターとバイアスボリウムをフロント面に付けてあります。
また、RCA入力で動かす方なので、このアンプには真空管によるバランス変換アンプが“MASTERS BA-218”と同様に内蔵されています。
発売したばかりの、バランス増幅真空管パワーアンプ“MASTERS BA-218FB/OS”の原型モデルになるカスタム機を、7月頃Kさんに納入致しました。
そのKさんから、以下の感想が寄せられました。製作者が音質について語っても、客観性を欠くこともありますし、多少自己陶酔ということもあるでしょう。
製作者の私としては、非常に良いアンプに仕上がったと思って送りました。
皆様には、そのままご紹介いたします。
出力トランスのカスタム設計・製作を担当した橋本電気株式会社のスタッフも大変喜んでおりました。
“今後もがんばる勇気が湧いてきた”と言ってくれました。