バランス/RCA対応トランス式パッシブプリアンプ“MASTERS CA-999FBN/A”についてお話しさせていただきます。
バランス対応の“MASTERS CA-999シリーズ”は、発売以来、大好評で、製作サイドとしては、うれしい驚きです。
オーディオコンポのパッシブプリアンプにおいて、トランス式バランス対応機はどこにもありませんし、このような良心的なプライス設定とさせていただいたことも、お買い求めやすい要素で、大好評いただいているのだと思います。
上記機種は、RCA入力においては、パッシブトランス自体にRCA入力時、トランスサブ巻線に入力され、バランス信号に変換されますので、ノイズのない、ワイドレンジサウンドになります。さらに、このアンプはRCA入力時でも、全体ゲインを0、+3、+6dBの3段階切替られます。元々、RCA入力時では、バランス変換時にバランス変換分ゲインが増えますので、プリアンプとしてゲイン不足はまったくありません。
画像に示すように、ゲインはバランス入力時、RCA入力時と独立して、ゲイン切替つまみで可変にできます。
ユーザーさんからは、“これまでの電源付プリアンプとは異次元の良好サウンド”との評価を頂いております。
また、従来機種の“MASTERS CA-777”シリーズから、“MASTERS CA-999シリーズ”にアップグレードされたい方は、ご相談下さい。費用はそれなりにかかりますが、良心的なイシノラボですから、ご納得の料金で対応させていただきます。
【バランス型トランス式パッシブプリアンプ“MASTERS CA-999FBN/A” シルバーバージョン】
昨年から製作依頼されて、多忙なこともあり、結構難しい仕様であったので、完成が延び延びとなっていたスタジオ・プロ用フルバランスパッシブプリアンプ“MASTERS CA-999FB/S”がようやく完成して、納入できました。
写真に示すように、コンソール風な作りであり、全体はずっしりと重く、信頼性を高めてあります。
入力5系統,出力3系統,バランス,RCA入力と使い易くなっています。
もちろん、RCAインプット入力はダイレクトにパッシブトランスにおいてバランス変換され、レベルコントロールできます。
発送に先だって、ヒアリングしてみました。バランス型トランス式パッシブプリアンプ“MASTERS CA-999FBN”に似たサウンド傾向ですが、それ以上にしっかりした音数の多いサウンドでした。
やはり、ヘビーなケースの造りが良い方向に作用したのでしょう。
なお、このアンプに採用したケースはもう1台だけ用意されており、カスタム仕様として、製作可能です。
興味ある方はご一報ください。オーディオファンに奉仕するイシノラボですから、それほどの費用は掛からないです。
MASTERS CA-999FB/S
バランス型トランス式パッシブプリアンプ“MASTERS CA−999FBN”の仕様表示に一部不備がありました。
お詫び致しますとともに訂正させていただきます。
バランス型トランス式パッシブプリアンプ“MASTERS CA−999FBN”は、RCA入力の場合、音量調整用のメイントランスにその入力が付属巻線に入力されるため、RCA入力時のサウンドがより向上致しました。
それは喜ばしきことなのですが、ゲイン調整つまみはバランス入力時は動作しますが、RCA入力時はその回路を通らないので、ゲイン切替ができず、固定(+6dB)になります。ここが説明不備でした。
バランス入力時には、これまでと変わりなく、ゲイン切替ができます。
なお、どうしても、RCA入力時でもゲイン切替をしたい方のリクエストに応えて、現在、研究・検討中です。
可能となった場合、回路が増えますので、価格は少しアップする見込みです。
よろしくお願い致します。