店長が日々感じたことを、オーディオエッセイ風に綴ります。開発日誌、コラムなど、様々な内容を情報発信しています。

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バランス増幅とバッテリー電源

はじめに

オミクロンコロナの感染者数がようやく減少に転じましたけれども、まだまだ多くの方が感染しています。
私も感染するかもしれません。

そして、経済が停滞して、物価が上がっていくのは大変です。

さらに、エネルギーの価格アップもひどいものです。

そして、プーチンの破壊的な動き、困ったではすまない気もしてしまいます。

プーチンと親しいと言われるゲルギエフ、彼の指揮する予定だったウィーンフィルのNYコンサートは指揮者が代わりました。

それから、オーディオ機器の値上げラッシュは、特に輸入品は凄いです。

オーディオ愛好者も簡単には購入できないでしょう。
このところ、部品価格アップも多くあり、これからも続くでしょう。

平和で穏健なオーディオ道楽を求めて

ご承知のように、バランス増幅は増幅の起点をグランドにすることなく、入力に加えられた、入力のみで増幅する方式です。
けれども、バランス入力が得られず、アンバランス信号でもバランス増幅することができる方式のアンプです。

代表的なバランス増幅は、差動入力構成のアンプは2入力端子があり、そこにバランス信号を入力させればバランス増幅になります。
また、半導体アンプでは、ブリッジ構成にすることが望ましく、同じ電源電圧では、4倍のパワーが得られることになります。
それより重要なのは、グランドを起点にすることなく、負荷の両方からプッシュプル動作することで、ひずみの点、スピーカーの逆起電力の吸収にも優れた効果が得られます。

この方式でなければうまく動作しないSTAXイヤーSPは、プッシュプル増幅が絶対条件、かつ、最良の方式になっているといえましょう。

したがって、マスターズアンプでは、ご希望であれば、STAXイヤーSPをもドライブする回路がリーズナブルな費用で追加できます。

さらに、電源ノイズを完璧に排除しようとすれば、安定化電源では、やはり、AC→DC整流回路が必要となります。そのため、電源電圧安定度はフィードバックにより達成されますが、電磁波ノイズは、グランド回路からストレーキャパシティ現象によって電源回路に混入してしまいます。

できれば、バッテリー電源アンプがベストですが、マスターズアンプでは、Xカレント回路、マッチングトランスによるクラスA動作等の工夫で、高音質アンプができ上がります。

このところ、材料、部品の入手難、高騰が続いておりますが、マスターズアンプでは何とか手持ち部品を生かして、価格維持に努力しております。

はやく、平和な世界になってほしいですが、いつの時代も恐ろしい信念をひっこめない独裁者はいなくなくなりません。


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