店長が日々感じたことを、オーディオエッセイ風に綴ります。開発日誌、コラムなど、様々な内容を情報発信しています。

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パワーアンプ“MASTERS BA-2014T”の評価

オーディオ誌“ステレオ”に、パワーアンプ“MASTERS BA-2014T”を購入した方のヒアリングレポートが掲載され、このアンプにそれなりに皆さんの注目が注がれたようです。
本来、このパワーアンプは高効率のホーンドライバー用のアンプとして開発したのですが、実際、通常の効率(88dBくらい)のスピーカーでも、充分すぎるパフォーマンスが得られています。
そのせいか、予想以上の注文を頂いております。最近では、マッチングトランスの高品位ファインメットコアを採用したカスタムアンプも作っております。
以下は、そのアンプのユーザーH・Mさんのヒアリングレポートをご本人のご了解をいただきましたので掲載させていただきます。

以下、そのレポートです。

先日修理いただいたトランス式パッシブプリにつなぎ、
音楽をかける前に残留ノイズを確認してみました。
ALTEC 604C のホーン開口部に耳を限界まで近づけ、
徐々にパッシブプリのボリュームを上げていきます。
終にはフルボリュームになりましたが、何も聴こえてきません!?
接続、電源スイッチをチェックしましたが、問題無しです。
恐れ入りました。トランス式パッシブプリとBA-2014T は、
高能率ユニットにとって最強のコンビだと確信しました。
はやる心を抑え、エアコンの風量を弱にしてから
お気に入りのシーネ・エイ/シングズ・スタンダードをかけます。
生々しいボーカル、彼女の唇の動きさえもが分かるようです。
透明感のある弱音部から、音楽が消え入った後の静寂感。
混濁感のない生き物のように弾むウッドベース。
幾度となく聴いた曲がまるで初めて聴くような感動を伴います。
音楽に没頭出来る素晴らしいアンプをありがとうございました。

というわけです。
ご承知のように604Eの効率は102dBもあります。
通常のスピーカーより14dB以上高く、アンプの残留ノイズが気になってしまうものです。
皆様、ノイズのないアンプで、本当のサウンドを味わってください。
なお、いろいろなカスタムリクエストにも対応できますので、ご興味のある方はご連絡ください。


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