“スピーカーとアンプとの相性はあるのか!?”
この課題は、いまだに解明されないテーマです。
それがオーディオ趣味を、楽しく、やりがいあるものにしているのでしょう。
オーディオ誌はブランドホルダーに忖度するせいか、差のつきにくい採点とか、傾向を図で示すとかになっていて、結局、どうなっているのかが分かりにくい結論となっています。
そうして、スピーカーとの相性については、私のところにもご質問をいただくことが多い状況です。
好む音楽ジャンルもあり、一概に言い切ることは難しいですが、それなりの傾向からアドバイスしているところです。
ステレオ誌・最新号記事による相性レポートを読み取り、皆様の参考になればと記述します。
テスターは山本氏です。
ヒアリングに使うスピーカーはエボズES14N(ドイツ製)。
聴き比べするアンプは4機種。
- デノン PMA-600N(現行品)(2019年発売)¥6.49万
- サンスイ AU-α707(1986年発売)¥12.9万
- LUX L505f(2001年発売)¥21.78万
- アキュフェーズ E-380(現行品)(2019年発売)¥52.8万
デノン PMA-600N(現行品)(2019年発売)¥6.49万
廉価アンプですが、充分、音源を鳴らしきるような感触のようです。
サンスイ AU-α707(1986年発売)¥12.9万
堂々としたサウンドで、音源の凄さ・ゴージャズさを余すことなく表現。
文句なしとあります。
LUX L505f(2001年発売)¥21.78万
中庸で音像定位が明確。中庸で良いとあります。
アキュフェーズ E-380(現行品)(2019年発売)¥52.8万
ワイドレンジ、サウンドステージが広い、音が薄く、スピーカーとはマッチングしていないとあります。
テスターの方はあまり紙面に登場していない方で、それだけにメーカーに忖度していない素直な感想を記した興味ある記事と思います。
アンプは高価なら良いとか、新しいから良いとは限らない本当のことを述べた記事と思います。
なお、音楽ジャンルについては、
- クラシック音楽は音階感のあるもの
- ジャズは半音階が多いもの
- 歌謡曲は5音階の演歌に近いもの
と考えれば良いでしょう。