店長が日々感じたことを、オーディオエッセイ風に綴ります。開発日誌、コラムなど、様々な内容を情報発信しています。

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好評を継続するMASTERSパッシブプリアンプ

いよいよ、オーディオを充分楽しめる季節になりました。

パッシブプリアンプは、MASTERSのアンプカテゴリーのなかで、発売以来ずっとご好評をいただいております。

最近は、バランス仕様のご注文も多くなってきました。
それも、皆様がバランス伝送の意味を理解されるようになっていただけてきたからのように感じます。つまり、バランス仕様のパッシブプリアンプでアンバランス(RCA)入力の場合、その信号をバランス信号のHOT側と理解して、HOT側を音量調整して、アンバランス入力の場合でもバランス仕様でコンパチブルできるということです。そうなると、アンバランス信号をバランス変換する高価なトランスを内蔵しなくても済み、価格セーブにつながります。

最近ご購入いただいたお客様からは、先日購入したMASTERSのトランス式パッシブプリアンプを聴いて、“再生帯域の広さ、腰高にならない、低域の伸び、ほれぼれとさせる高域があると思う。”といった感想を頂いております。
このお客様は、なんと、30年間に12台のプリアンプを使ったというベテランであり、音のグルメといえましょう。
“通常の擦動式ボリュームでは「到達できない部分がある」と感じる”という感想も頂きました。

さらに、複数のカスタム仕様でのご注文をいただき、現在設計中です。

本日発送した“MASTERS CA-999S/A CUSTOM”では、入力を1系統のみでシンプルにして、よりピュアサウンドを求める方に向いたカスタム仕様としました。このパッシブプリアンプを発送前のエージングで聴いていたところ、そのパワフルでのびのびした低域・中低域には、製作者の私ですら、少なからずびっくりしました。決して製作者の自己陶酔ではないと思います。


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