店長が日々感じたことを、オーディオエッセイ風に綴ります。開発日誌、コラムなど、様々な内容を情報発信しています。

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ビンテージ管45(直熱3極管)搭載プリアンプ“MASTERS CA-45S CUSTOM”の更なる改善

猛暑もやっと終わり、涼しくなり、真空管アンプの出番となりました。

WR視聴会で活躍した、特別限定品 ビンテージ管45(直熱3極管)搭載プリアンプ“MASTERS CA-45S CUSTOM”が川西さんから返送され、こちらの装置で聴きなおすことにしました。

確かに、見通しの良いすっきりしたサウンドで、良いプリアンプと思いますが、高級品のCA-3000(300Bプリアンプ)と比べると、パワフル的な要素がもう少し欲しい気がしました。
そこで、いろいろチェック・検討した結果、増幅回路はまったく問題なし。ところが、45のヒーター回路の安定化電源でのリップル低減量が少し不足していることが判明しました。安定化電源での電圧降下が少し(0.8V程度)不足していたようです。
そこで、ヒータートランスからのAC電源電圧を1Vアップさせることによって、その問題点は改善でき、WR録音チーム(川西さん父子)が録ったピアノ連弾を聴いて、すっかり納得して聴いております。再生の難しいピアノ、それも4手により連弾。切れ味,分離とも優れ、曲の構成が理解出来ます。何と、“新世界”シンフォニーをピアノ連弾に編曲したのです。
いつまで聴けるかどうかは、このアンプが嫁入りになれば、おしまいになります。嫁入り前の親父の心境です。

皆様、厳しいご時世、せめてオーディオ趣味で人生に光を!

また、ピュア・オーディオをあまり聴かれていない方、非常に狭いところですが、こちらの工房(千葉県美浜区)への来訪を歓迎します。来訪いただける場合は前もって予約を必ずお願い致します。きっと、音楽・サウンドの素晴らしさを感じていただけると思います。

自分だけのオンリーワンアンプを作りたい方もご用命下さい。他社アンプの比較にならない、すばらしいパフォーマンスをお届けします。


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