店長が日々感じたことを、オーディオエッセイ風に綴ります。開発日誌、コラムなど、様々な内容を情報発信しています。

ブログのホーム

WestRiverアンプ試聴会レポート

今年の日本の夏は有史以来の暑さで、真空管ファンの方は難儀されたと思います。ようやく、秋めいて真空管アンプの季節になってきました。

そんな中、私が製作担当しているWestRiverアンプの視聴会は、9月12日に八王子で開かれました。13:30~17:30の長時間でありましたが、参加いただいた皆様には、最後まで熱心に耳を傾けていただきました。また、WRの掲示板にその感想をお寄せいただいております。

そのプログラムの中で、特別提供品として1台限り販売中の真空管プリアンプ“MASTERS CA-45S CUSTOM”をお披露目しました。これは、ややおおげさにいえば、世界で1台の直熱3極管である45を搭載したプリアンプで、WRのコレクタフォロアーアンプとの組み合わせでの音だしを1時間弱行いました。「半導体アンプにはやっぱり半導体プリアンプ」というのが常識ですが、その組み合わせに“音が硬い”とか“音の重心が上に行ってしまう”とかの不満を持っている方も少なくないようです。

“MASTERS CA-45S CUSTOM”とWRのコレクタフォロアーアンプとの組み合わせでは、“すっきり、さわやか、見通しの良いサウンド”で、視聴の皆様に一服の涼風を送ったような感じでした。マスターズでは、同じ回路構成で300Bを搭載したハイグレード真空管プリアンプ“MASTERS CA-3000”がありますが、こちらは“くっきり、きりり”としたサウンドです。

なお、45よりも2A3のほうが好きといわれる方はご相談下さい。ヒータートランスの強化で対応できます。

これからの季節、大いに楽しんでいただけたらと思います。


ブログのホーム