店長が日々感じたことを、オーディオエッセイ風に綴ります。開発日誌、コラムなど、様々な内容を情報発信しています。

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販売完了した“Herb-202”シリーズのお話

小型真空管アンプ“Herb-202”シリーズは永年製作を継続してきましたが、材料アップで、やむなく2008年3月28日をもってディスコンを致しました。

先日、3年くらい前に“Herb-202MC”を購入された九州在住のユーザー、Hさんから、具合が悪いので、診て欲しいということで、送られてきました。
さっそく、診たところ、Rchの16A8のカソードバイアスのパスコン(ケミコン)がショートしていました。ニッケミなので、まさか、このようなことがあるとは、初めてです。従って、ZEROバイアスとなって、ひずみ、また、プレート電流が過大に流れていました。このケミコンを交換、念のため、電源回路のデカップル抵抗、カソード抵抗を交換して、修理は完了しました。

さて、わたしのスピーカ(TANNOY アーデン(アルニコ))に接続してみて、そのサウンドの自然さにはびっくりしました。瑞々しく、透明です。
リッチなサウンドを聴きたければ、可変ラウドネスを回せば、お好みに調整出来ます。
フォノイコもなかなかなサウンドです。

昨今の金融経済の混乱にあって、なかなか、オーディオに予算を向けられない方には、最適と思います。
“人間、パンのみにて、生きるにあらず” 音楽があり、良いサウンドで、一回きりの人生を有意義に過ごしたいものです。モーツアルトの喜遊曲を聴きながら、記しました。

ブラックバージョンで復活しようかとも考慮中です。

問い合わせメールフォームで、ご意見お聞かせくだされば幸いです。

“Herb-202”シリーズ


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