2009年も明け、経済・金融不安があたまを過ぎるところですが、皆さん!心配しても人生!やることはやって、人生の活力を養うほうが、賢明と思います。良き時間を過ごしましょう。
昨日、BA-225FB/MOSjを中心に、さらにカスタム低音用アンプを加えたチェンネルアンプシステムで、すばらしいサウンドを実現している山梨のF・Sさん宅を訪問して参りました。
F・Sさんは、オーディオ30年以上のベテランで、これまでにいろいろなシステムを遍歴され、体験を重ねてこられた方です。昨年初頭、上記アンプで、アンプを構成しましたが、昨秋、低音用アンプを除いて、バッテリードライブに改造いたしました。
写真でご覧になっていただくと、低音用はカスタム25W(8Ω)アンプですが、TAD40cmウーファユニットが2本パラレルなので、4Ωで35Wくらいのパワーです。
ミッドレンジはゴトーの2インチドライバーによるホーンシステムです。110dBを超える高効率なので、BA-225FB/MOSJのパワーで充分で、かつ、残留ノイズを改善させるために、バイファイラ巻きのマッチングトランスでドラーバーユニットと接続されています。元々、超ローノイズアンプなので、ノイズは全く聴こえません。
ハイレンジ用アンプも同じ仕様でマッチングトランス付きで使用されています。
ハイレンジSPユニットはTADのベリリウム・ダイアフラム・ドライバによるウッドホーンに、LCネットワークでスーパーツイータを付加させています。
あと、4WAYにできるように、もう1台、BA-225FB/MOSjが用意されていますが、チャンネルデバイダの不具合で、今後の方法をどうするか、楽しく思案しているそうです。
これまで、AC電源においてもすばらしく、スケールあるサウンドでしたが、特に、チェンネルアンプシステムにありがちな定位の不明瞭さや、ボーカルのお口が大きくなってしまうような事象は一切ありません。これが、海外製デジタルデバイダ兼サウンドバランス・プロセッサの威力にあることは間違いないところです。見事なサウンドバランスと自然な音場バランスが展開します。
更に、今回は、ウーファアンプを除いて、アンプのバッテリ電源ドライブ化に踏み切り、その成果が期待されていました。バッテリ電源化により、その電源電圧から、パワーは8Wと少し下がりますが、元々、高能率のドライバですから、パワー不足の心配はありませんし、ゲインは当然、変わりません。
さて、肝心のサウンドですが、最初にゲルギエフ指揮、キーロフ歌劇場管弦楽団の“春の祭典”を聴かせて貰いました。この演奏は1昨年11月に実際のコンサートホールで聴いただけに、鮮明にその記憶が残っています。
冒頭の木管から始まり、段々と楽器が重なってきます。定位明確、目も覚めるような清純で、クリア、分解能がすばらしく、混濁することがありません。そして、切れ味も素晴らしいです。そして、グランカッサの一撃、凄い迫力、さらに、全奏が加わり、サウンドがリスリングルームに充満します。大げさではなく、コンサートホールでは聴けないような、サウンドまでが、バランスの良い音場ともに、心地よい興奮を呼び覚まします。
それから、持参したCDやら、F・Sさんの用意したCDを次から次へと聴き、あっと言う間に4時間が過ぎました。
今後、ウーファ用アンプもバッテリー電源ドライブ化する計画とのことなので、さらに楽しみです。この写真は同席したF・Sさんの盟友F・Mさんの撮影によるものです。
なお、F・Sさんは、シールドバッテリ(20A/H)を2個(@¥8,000)購入し、ハイテクのお任せ充電器(¥53,000)を据付、安定充電で、バッテリーの健康体を保っています。
F・Sさんのサウンドをお聴きになりたい方はイシノラボ/マスターズ店長まで、ご希望をお寄せ下さい。F・Sさんのスケジュールがいただければ、聴かせていただけると思います。
また、バッテリー電源でのマスターズアンプに興味ある方もお問い合わせ下さい。充電方法・充電器・充電切換スイッチ等の関連のご相談もお受けいたします。