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マスターズアンプ・ユーザがMJ誌に紹介されました

御存知の方も少なくないと思いますが、MJ(無線と実験)11月号の“Hi-Fi追究リスニングルームの夢”No.534の記事で、千葉市在住のSさんが紹介されております。Sさんとは、お住まいがマスターズの工房の近くにあるところから、お互い知るところとなりました。
Sさんは、元々は車、オーディオも外国のビンテージものを好んでお使いの方です。車にしても、格安のジャガー,ベンツ等の外車を入手して、整備して、乗る方です。オーディオは、一時期、JBLのハーツフィールドを使っていたこともありますが、今はALTEC A7を調整・整備して、A7にしては大変聴きやすい、スムーズサウンドを実現しています。(アルテック A7スピーカは、元々は映画館用ですから、歯切れが良いですが、余韻の再生は苦手とされています。)
Sさんは、マスターズのBA-225FB/MOSyの系列のカスタムアンプを2台使用しています。デバイスにあの日立MOSFETを採用しています。
それぞれのアンプをL/Rに使っているので、片方のチャンネルは使わない充分すぎるマージンとセパレーションをキープしています。
これをドライブするプリアンプはWRプリアンプ、それも完全バランスアンプ方式です。
Sさんは、もうひとつのプリアンプを使っています。以前はマッキントッシュのC8を使っておりましたが、現在は、MASTERSの300Bプリアンプを使っています。
300Bプリアンプはアンバランス出力ですが、BA-225FB/MOSyはアンバランス入力をバランス変換する回路を内蔵しているので、300Bプリアンプでバランス増幅アンプをドライブしているのです。
そうそう、パワーアンプがもう1台あります。真空管アンプによるバランスアンプです。バランス増幅により、真空管アンプでありながら、スピーカーを両側の端子から、BA-225FB/yと同じように、バランス・ドライブ出来るのです。
すなわち、MASTERSのBA-218/FBのような回路ですが、出力トランスは私がタムラに特注した50Wクラスのカットコア採用のカスタム品が搭載されています。
これで、悪かろうはずがありません。ALTECスピーカを生き生きしたサウンドにします。

同じような回路方式でモノラルアンプをカスタムした、平塚のWさんもこの系列のアンプがお気に入りです。WさんもALTEC 604系スピーカを使っておられます。
気分で音楽ジャンルに応じて、このようなアンプシステムを切り替えて楽しまれています。
Sさんは学生時代にオーディオに目覚めて以来、数々の遍歴を重ねられたように思えますが、現在のシステムをこれからかなり先までお使いになられるでしょう。
Sさんは、会社から戻ってから高品位CS放送をずっと楽しまれるオーディオと音楽が大好きの趣味人、それに地域の野球チームに在籍されて活躍するスポーツマンでもあります。

なお、MJ12月号には、5chアンプシステムにバッテリー電源のMASTERSアンプを5台採用して、楽しんでおられるFさんが紹介されています。


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