店長が日々感じたことを、オーディオエッセイ風に綴ります。開発日誌、コラムなど、様々な内容を情報発信しています。

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真空管プリアンプ“MASTERS CA-45S CUSTOM”の嫁入り

9月のWRアンプ視聴会に特別参加したビンテージ管45(直熱3極管)搭載プリアンプ“MASTERS CA-45S CUSTOM”は好評を得て、その後はわたしが楽しませていただいておりましたが、この度、嫁入りとなりました。
特に特殊な組み合わせになりますが、当社のバッテリードライブ・パワーアンプ“MASTERS BA-225FB/MOSyB”との相性が抜群です。見通しの良いすっきりしたサウンドに、さらにバッテリーアンプのリアルさと低域の再現力が見事にプラスされたせいか、静寂の中から低域がパワフルに、そして透明なサウンドが出てくると、これはたまりません。これまでオーディオをやっていてよかったという心境です。この気持ちは多分、製作者の思い入れが占めるところが多いでしょう。
45という直熱管は増幅特性が優秀で、一番ひずみが少ないとも思われます。それをプリアンプに軽い負荷で使うのですから、悪いわけがありません。さらに、残留ノイズのさらなる低減のために、4連ボリウムを採用しているので、小音量で聴いても驚くほどの静寂さで、純粋に音楽信号だけを通す感じがします。
今後、45真空管がまた入手できたら、再製作するつもりです。同じような回路で300Bを採用したプリアンプがあります。これも立派なサウンドです。45より、少し肉食系のサウンドです。こちらに関心ある方は、委託販売品の真空管カスタムプリアンプ“MASTERS CA-300B”がありますから、どうぞお問い合わせ下さい。更なるサウンドチューンを施して、お分けできます。


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