店長が日々感じたことを、オーディオエッセイ風に綴ります。開発日誌、コラムなど、様々な内容を情報発信しています。

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バッテリードライブプリメインアンプ“MASTERS BA-225FB/MOS/I”を聴く

もうすぐ、春です。
今回は特別提供品として1台限りで販売中のバッテリードライブプリメインアンプ“MASTERS BA-225FB/MOS/I”に関する話題です。

中国を除いて、世界各国の景気は元気がありません。そのような経済環境ですので、我々は地道に人生を過ごすのが賢明と思います。

さて、このたび、特別提供品として、バッテリードライブアンプを掲載致しました。
それに伴って、ここ1週間、このアンプにはまっております。
わたしのポリシーは、いろいろな良さを持ったオーディオ機器を、長所を生かして、また、ご自分の嗜好に合ったものを選んで、お使いになるのが一番と思っております。

このバッテリードライブアンプの良さは何といっても、そのサウンドがフレッシュで、生々しいことだと思います。一切、デフォルメすることなく、ストレートにサウンドを奏でます。
従って、普通のCDを聴いてみると、マスタリングの際の加工とか修正とかのわずかなサウンド上の演出が聴き取れるような気がします。
音楽は、情緒的な感動ですから、人それぞれに受け取り方があると思いますが、このアンプはいわゆる原音再生を求める方には向いていると思います。
それは、加工の少ないフレッシュな音源、例えば、WRアンプを主宰している川西氏グループ(息子さん共々)が録音された音源を再生してみるとよく理解出来ます。これぞ、生音の雰囲気が感じ取れます。

反対側の立場に立つと思える真空管アンプですと、真空管アンプの持つ内部抵抗の大きいこと、さらに電源内部抵抗の大きいことが、スピーカのふるまいをある程度許すことになり、そのサウンドはおのずとバッテリーアンプサウンドと異なってきます。ある意味、ゆったりとした雰囲気が生まれます。

また、100V電源を使ったトランス電源にしても、大型トランスを採用しても、そのDC抵抗は1Ωを下ることは至難です。バッテリーでは、数ミリΩ程度で、物凄い瞬間電流能力があります。車のエンジンを起動するときは100Aくらいの電流を供給できるのですから。
このバッテリードライブアンプはそのような意味からも、周波数によってインピーダンス変動の大きいスピーカシステムでも、変動に影響されることなく、パワフルにドライブするので、マッチングも取れると思います。そのポイントはバッテリードライブ,ブリッジバランス増幅といえましょう。

ところで、バッテリーの選定はスペースが許すなら、車用バッテリーが割安で、電流容量も充分でしょう。価格は@¥4,000程度からあります。
充電器もある程度の電気的知識があれば、¥4,000くらいからお求めになれますが、安全装置が厳重な(+/-を間違えても安全な)¥8,000くらいの車用充電器が良いでしょう。(アドバイスは出来る限り致しますので、ご相談下さい。)
なお、もう少し小型のバッテリードライブアンプも近々発表したいと思っています。
これには、ヘッドフォンも高音質で聴けるようにしたいと考えています。


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