バッテリードライブによるサウンドの良さを否定できる方は、そのサウンドを聴けばいないと思います。
けれども、なかなか、バッテリードライブアンプ採用に踏み切れないのは、バッテリーの充電ではないでしょうか?
ユーザーの方では、自動充電器(¥53,000)をお使いになっている方が何人かおられます。これを使えば、それこそ、つないでおけば、常に、100%充電に保たれます。でも、資金的は負担が大きいと、敬遠されている方が多いとも思っています。
そこで、安価に充電する方法を写真で紹介します。
- まず、カー用品の専門店に行き、充電器を買います。充電器には、ピンからキリまで売っています。オーディオ用バッテリーの充電では大電流で充電する必要もないので、キリの充電器でも充電は可能です。今回、購入したのは、¥2,980と衝撃的安価な充電器です。勿論、中国製です。(写真【1】に示します。)
- それでは、充電を始めます。最初に、テスターで、バッテリーの電圧を測ってみましょう。電圧は12.31Vを示します。100%充電時には12.8Vくらいありますから、この場合は充電したほうが良いと判断します。
- このバッテリーはシール鉛バッテリーですので、電解液が漏れる心配はありません。自動車用のバッテリーでも構いません。
- 写真に示すように、バッテリーは2個シリーズ接続されています。±12V電源ですから、中点がグランド(アース)になります。
- 充電は、1個づつおこなうことになります。まず、左側のバッテリーに充電器からのケーブルを極性を間違えないようにつなぎます。それから、100V電源に充電器のACケーブルを差し込むと、この充電器では、それで、充電を開始します。オレンジ色のLEDが充電中を示します。このときの、バッテリーの電圧を測定すると、14.2Vを示していて、充電していることが分かります。
- このままにしておけば充電をおこない、完了するとグリーンのLEDが点灯して知らせてくれます。充電完了時のバッテリー電圧は13V以上になっていますが、しばらくすると、12.8Vくらいに落ち着きます。
- そこで、もう1個のバッテリーを同じ手順で充電します。今回は、2個あわせて3時間程度で充電が完了しました。
- 皆さんも1回やってみていただければ特に面倒なこともなく、危険もありませんが、注意しておこなって、バッテリードライブサウンドを楽しんでください。金田アンプで高名な金田さんも、バッテリードライブサウンドには大いにそのパフォーマンスを期待されていますし、そのことに自信を深めているようです。
- バッテリードライブに否定的なコメントを言う方もおられます。すなわち、バッテリーの周波数vs内部抵抗において、高域で高くなるということです。それはある程度当たっています。従って、高域インピーダンスを補正するコンデンサを必ずバッテリーにパラレルにつけることは常識となっていて、このような問題点は払拭されています。
【1】これが充電するバッテリーの端子と接続部分
【2】端子電圧を測定します。
【3】充電前は12.31Vを示していました。
【4】これが¥2,980の充電器
【5】充電器からの充電ケーブルを端子につなぎます。
【6】見えにくいですが、充電中を示すオレンジLEDが点灯します。
【7】充電中のバッテリー端子に加わる電圧
【8】充電後は14.20Vを示しています。
※ バッテリーの扱い、充電等はユーザー様の責任においてお願い致します。