オーディオのイシノラボ・ドットネット オーディオ機器の通販・修理!

イシノラボ オーディオ関連商品通信販売(オリジナルオーディオアンプや、真空管・コンデンサなどのオーディオパーツ)

マスターズ オーディオを含むエレクトロニクス商品企画・開発・設計・製作・販売・コンサルティング・修理・サービス

ホーム  >  店長のブログ  >  コラム
一言ご紹介
【MASTERSブランド】
MASTERS AU-203BG/FMHP
MASTERS AU-203BG/FMHP
ファインメットコアを採用したオリジナル設計出力トランス搭載!
真空管プリメインアンプ!
人気記事リスト
  1. 最近修理したサンスイアンプについて
    2012年1月12日(木)
  2. すぐれたロータリースイッチの存在でMASTERSパッシブプリアンプが成立している
    2013年4月6日(土)
  3. 1978年製“サンスイ AU-707”の修理
    2016年10月16日(日)
  4. オーディオアンプの修理の傾向
    2020年4月5日(日)
  5. トランス式アッテネータ・パッシブプリアンプ MASTERS ATT-900シリーズ
    2010年7月18日(日)
  6. 我が家のオーディオ装置から、やっといい音が出る!!
    2011年1月16日(日)
  7. オーディオを節電しつつ楽しむには
    2011年3月21日(月)
  8. NFBアンプを考えてみよう!
    2013年12月25日(水)
  9. バッテリー電源に使うバッテリーを充電するには!?
    2010年4月6日(火)
  10. 昨今のビンテージ真空管事情
    2011年11月19日(土)
  11. パッシブ・プリアンプで体験したこと
    2010年12月31日(金)
  12. 弊社製品の安さの理由とオーディオ機器の価値
    2011年2月12日(土)
  13. 新開発!Zバランス回路(Xバランス回路の改良版)!
    2012年8月12日(日)
  14. 高能率スピーカに最適のアンプとは?
    2012年5月14日(月)
  15. アンプの進歩を導いたJBL SA600アンプ回路をベースに創ってみた
    2018年11月24日(土)
  16. 日立(現ルネサス)高性能MOSFETによるZバランスアンプ
    2015年9月9日(水)
  17. 新開発の真空管整流電源によるトランジスタ・フォノEQアンプ
    2012年1月19日(木)
  18. カスタムアンプ“MASTERS CA-999FB/super A custom”のユーザー様からのレポート
    2011年6月4日(土)
  19. 評価の高いプリメインアンプ“MASTERS AU-880L”
    2011年6月26日(日)
  20. 究極のリアルサウンドが聴けるか!マスターズのパッシブ・プリアンプ
    2010年10月23日(土)
  21. 真空管アンプによるフルバランスシステム 試聴報告
    2008年10月7日(火)
  22. 真空管パワーアンプ 6AS7Gppアンプ製作
    2010年7月8日(木)
  23. MCトランス“MASTERS MC-203”の優美なサウンド
    2013年7月3日(水)
  24. 300Bを4本採用したフルバランス・プリアンプのカスタム製作
    2008年9月28日(日)
  25. マッチングトランス、その新接続方法によるパフォーマンス
    2013年6月2日(日)
  26. ホーンシステム・ユーザーさんに有益な情報!
    2010年5月22日(土)
  27. “MASTERS BA-225FB/MOSy”誕生!
    2008年5月6日(火)
  28. ビンテージ管45(直熱3極管)搭載プリアンプ“MASTERS CA-45S CUSTOM”の更なる改善
    2010年9月26日(日)
  29. トランス式パッシブプリアンプ“MASERS CA-999FBS”を納入致しました!
    2011年9月7日(水)
  30. バッテリードライブ・バランス増幅アンプ“MASTERS BA-225FB/MOSyFB”を製作中
    2010年8月18日(水)
  カテゴリー ‘コラム’ のアーカイブ
店長が日々感じたことを、オーディオエッセイ風に綴ります。開発日誌、コラムなど、様々な内容を情報発信しています。
前ページへ
ブログのホーム


超大型ファインメットコア採用トランス式パッシブプリアンプ完成!

超大型ファインメットコア採用トランス式パッシブプリアンプ“CA-777G/FM ultimate”完成!

超大型ファインメットコアで、トランス式パッシブプリアンプを作りました

画像をご覧ください(【図1】【図2】【図3】)。

【図1】超大型ファインメットコア採用トランス式パッシブプリアンプ“CA-777G/FM ultimate”
【図1】超大型ファインメットコア採用トランス式パッシブプリアンプ“CA-777G/FM ultimate”
【図2】超大型ファインメットコア採用トランス式パッシブプリアンプ“CA-777G/FM ultimate”
【図2】超大型ファインメットコア採用トランス式パッシブプリアンプ“CA-777G/FM ultimate”
【図3】超大型ファインメットコア採用トランス式パッシブプリアンプ“CA-777G/FM ultimate”
【図3】超大型ファインメットコア採用トランス式パッシブプリアンプ“CA-777G/FM ultimate”

動作を確認、測定を終わり、音を聴いているところです。
新製品とすることに致しました。

モデル名は“MASTERS CA-777G/FM ultimate” です。
価格は¥220,000(税込)送料サービス

ご不明な点は、お問い合わせください。

視聴してみて

電気的性能は申し分ありません。周波数特性、ひずみとも最高です。
そのサウンドは、前回のブログに書いたCD(シェラザード:リムスキー・コルサコフを聴いています(ラドミル・エリシュカ指揮/札幌交響楽団【図4】)。
まずは、予想よりも細部のサウンドが聴こえ、厚みがあるのです。
特に、弦楽器のプルト数(2人で1プルト)が分かるような、スムーズな分解能です。
また、コンサートマスターと切々としたソロ部分が感動的です。
さらに、フルート、ホルンなどにコンサートマスターのソロが有機的に混ざり合います。これは名演中の名演であることが良く分かりました。

次に、ジャズ・ボーカルを聴いてみました。
シャーリー・ホーンのジャズ・ボーカルです(【図4】)。
これはさらに素敵になりました。特に、バックバンドの表情(ミクシング時の様子)が聴きとれます。
クラシックファンの方でもこの演奏の素晴らしさは理解できるでしょう。

【図4】試聴に使用したCD。リムスキー・コルサコフ、シャーリー・ホーンのジャズ・ボーカル
【図4】試聴に使用したCD。リムスキー・コルサコフ、シャーリー・ホーンのジャズ・ボーカル

今度はヘッドフォンで聴いてみます。
特に、ジャズ・ボーカルではリアル感いっぱい、澄み切ったサウンドでした。

このパフォーマンスの凄さは大型ファインメットコアのマージンとDCR抵抗分の低下と推測します。
残念ながら、バランス型で作るにはケースのスペースも足らず、配線も複雑になり製作は困難です。
どうしてもいう方には、2台(L/R)に分けて、製作することになります。

細部についてはお問い合わせください。


超大型ファインメットコア採用トランス式パッシブプリアンプ

超大型ファインメットコアで、トランス式パッシブプリアンプをつくろうと思っています。

ことの始まりは、アンプのトランス作り名人、Y・Yさんのちょっとした好奇心だろうと思います。

写真をご覧ください(【図1】【図2】)。巻線が太く、ファインメットコアが大型です。

結果として、まず、コイルDC抵抗分は現行品の1/3に下がっていました。

びっくりです!

【図1】パッシブトランスユニット
【図1】パッシブトランスユニット
【図2】この試作トランスのサイズ比較(脇にあるのは現行ファインメットコア)
【図2】この試作トランスのサイズ比較(脇にあるのは現行ファインメットコア)

スーパーパーマロイコアとファインメットコアとの定性的比較

MASTERSでは、スーパーパーマロイコアによるものとフィンメットコアのよるトランスが用意できます。電気的性能はどちらも最優秀です。

けれども、そのパフォーマンス(音質)はわずかに異なるようです。

パーマロイ系合金はニッケルと純鉄で作られます。

衝撃に弱いので、取り扱いは注意が必要です(磁区配列が乱れる!→リニアリティに関係する)。

一方、ファインメットは鉄・シリコン系合金で、その合金結晶が大きいのが特徴ですが、ファインメットはそのうえで注意深くアニール(焼きなまし)工程を加えて、リニアリティ(ひずみ率も含め)を改善しています。

この部分が日立金属のパテントとなっているようです。

試作の大型ファインメットコアによるパッシブプリアンプを聴く

オーディオは、いろいろ言っても、聴いてみないと始まらないというわけで、これは車でもそうなりますが、こと、サウンドとなると微妙です。

でも、この道に首を突っ込んだ方なら、まずそのサウンドの個性を微妙にとらえることが可能でしょう。

まず、皆さん、CDとアナログレコードの違いはすぐわかるでしょう。

次に、聴く機会は少ないですが、CDとサンパチ・ツートラ(聴く前によく整備する)との違いもわかるでしょう。

もちろん、真空管プリアンプと半導体アンプとの違いも分かるでしょう。

さらに、パッシブプリアンプとの違いは少し訓練がいるでしょう。

そして、もっと、もっと、トランス式パッシブプリアンプになるとどうでしょう(もう、体験の多い日本酒の味比べ以上に微妙と思われます)。

特に、使用する磁性体の組成、製法、コア、コアサイズの選択、最終的には巻線設計がキモと言えるでしょう。

私はプロであり、作り手として、皆様の満足するものを目指しています。

最近、珍しくCD(シェラザード:リムスキー・コルサコフ)を聴いています(もう20回くらいでしょうか!)。ライブ録音盤です。

ラドミル・エリシュカ指揮/札幌交響楽団との熱演は素晴らしいと言われて、購入し、聴き続けています。

確かに演奏はすばらしく、曲が終わったときの観客のどよめきは凄いです。

そして、この大型ファインメットコアトランスで聴くと、聴こえない音が聴こえるように感じるのです。

変な話ですが、札幌交響楽団の楽団員が熱演し過ぎたようで、全体に飛び出しているごく細部が聴こえます。

でも、全体は情報量が増えて、やはり、このアンプは凄くなりそうです。

さらに、ヘッドフォンで聴くと、ひっくり返るほどの情報量の多いサウンドが聴けます。

まずは1台作りますが、スイッチ類もすべてセイデン製を採用しますし、製作が大変なので、頑張っても1桁の限定台数になりそうです。

価格も¥20万は超えます。けれども、世界で誇れるグレイトなパッシブプリアンプ/ヘッドフォンアンプになるでしょう。

このパフォーマンスの凄さは、大型ファインメットコアのマージンとDCR抵抗分の低下と推測します。

参考に、製作しようと考えているこのアンプのイメージデザインスケッチを掲載します(【図3】)。

【図3】イメージデザイン画像(シルバーバージョン。脚・つまみ・端子等の突起物を含まないケースサイズ:330(W)×77(H)×200(D))
【図3】イメージデザイン画像(シルバーバージョン。脚・つまみ・端子等の突起物を含まないケースサイズ:330(W)×77(H)×200(D))


小澤征爾さんのご逝去

ニュースによれば、小澤征爾さんが88歳でお亡くなりになりました。

最後に見たのは、昨年の松本音楽祭での痛々しい車いす姿でした。

食道がん手術以降、小澤さんは健康を段々と失っていったように思います。

いつか来ると思っていましたが、非常に残念、悲しいです。

私と小澤さんとの接点らしきことは、19歳のとき、N響と小澤さんとのトラブルがあったころの演奏を聴いたことです。

当然、当時のN響メンバーは芸大OB主体ですから、“桐朋学園OBの若造がブザンソンコンクールで優勝したからと言って、生意気な指揮をするな!”というようなムードにあふれていました。

だから、当時のN響指揮者は、岩城さん指揮のコンサートが多かったと記憶してます。響きの悪い日比谷公会堂でけっこう聴きました。

私は小澤さんには注目していました。高校の同級生が商社マンとなって、ロンドンに在住時、小澤さん指揮のコンサートリハーサルにおむすびを差しいれたことがあり、その光景を私に話してくれました。

そのリハーサルぶりはロンドンの一流オケ相手に、楽器各セクションのパート練習までおこない、途中で音楽がバラバラになり、はらはらしたそうです。根気よくバランスをとっていった成果で、仕上がってみると、素晴らしい演奏になっていたそうです。

また、私は小澤さんがボストン交響楽団音楽監督時、若手指揮者への指導ぶりを記録したビデオを何十回も視聴しました。それは、人間味にあふれたものでした。

確か指導を受けたのは十束さんでした。

結果的に十束さんが指揮者コンクールに優勝しましたが、小澤さんの指導のおかげと思いました(その後の十束さんは一流指揮者ですが、イマイチです)。

小澤さんが内外で活躍している頃、日本の評論家さん達の評価は、ベストと言えないジェラシーを感じる評論記事が多かったと思いだされます。

けれども、小澤さんがサンフラシスコ交響楽団から始まったメジャーレーベルでのレコード録音は、目覚ましいものがありました。その後、ボストン交響楽団からも多くのレコードが出て、さらには、ベルリンフィル、ウィーンフィルとの録音も出始めて、メジャー指揮者になったと思います。

私は、それなりに聴きましたが、どちらかと言えば、濃厚で、表情が細やかで、かつ、大きかった印象があります。

そして、サイトウキネンオーケストラが結成されてからは、演奏者の思い入れが大きく、まさに、指揮者と一体となった名演中の名演でした。

けれども、ウィーン歌劇場の総監督になってからのストレスも原因だったかもしれませんが、食道がんを患ってからは病の連続でした。

“指揮者は長生きも芸のうち”という自虐的な言葉がありますが、何と言っても、心身健康で長期間活躍できることです。本当に、残念です。

クラシック音楽界は総じて、飛躍もなく、近年、停滞しているように感じます。

そういえば、昨年秋に、“レコード芸術”は実質、廃刊になってしまいました。

もっと、クラシック音楽の面白さを伝えることをやらないと(例えば清塚信也さんのような分析的な解説をおこなうとか)老人ばかりの愛好者趣味になってしまいます。

また、クラシックオケが映画音楽とかを演奏品目に加えても良いと思います。

これからは、音階(ドレミ)のある音楽だけでなく、半音階を取り入れたブルー音階の世界にも作曲家は目を向けると良いと思います。ジャズミュージシャンとの共演曲とか。

もう、ベートーベン、モーツァルト、ブラームス、マーラーの音楽では限界に来ています。

オーディオ界も良いソフトがあってのオーディオ道楽です。

小澤さんのあとを超えるような指揮者が現れることを期待します!

前ページへ
ブログのホーム


Copyright © 2003-2024 ISHINO LAB. © 2003-2024 MASTERS All rights reserved.

Valid XHTML 1.0 Transitional  Valid CSS!   Microsoft Internet Explorer  Google chrome  Microsoft Edge