最近販売を開始したコンパチブル・プリメインアンプ“MASTERS AU-700BD”についてお話しします。
その構成はパワーアンプダイレクトで、RCA入力、3系統に対応するものです。
2009年12月頃から試聴機貸し出し依頼されていた方がいらっしゃったのですが、大変お待たせしましたが、やっとこのアンプでマスターズのBA225系のサウンドを聴いていただけることになりました。
このアンプは、バッテリーと商用電源のどちらでも動作するようになっています。
まずは、商用電源で聴いて見て、更にバッテリーで聴いてみるのも、ご負担のかかる金額ではないのでよろしいかと思っています。
私自身、昨日から仕事をしながら聴いてみると、分解能にすぐれ、さわやかで、きついところがなく、それでいて、鮮明、切れ味もGOODです。けれども、製作者が自己陶酔で語ったところで、その訴求力は知れています。
とりあえずは、1週間程度であればお貸しできますので、ご希望の方は、是非ご連絡をください。費用は送り返す時の送料だけご負担いただいています。
バッテリーは重いので梱包の手間や送料負担もそれなりにかかりますので、バッテリー電源のご購入を計画されている方に限らせてください。
商用電源で動かすのは、別売の電源BOXを一緒にお送りします。
是非、この機会をご利用下さい。
近郊の方は、せまく綺麗でないですが、当方の工房でいろいろなアンプのサウンドで聴いて、差異を確かめていただくこともできます。
このアンプは、既に休み明けに1週間の貸し出しの予定があり、5月12頃に戻ってきます。
ご興味をもたれた方は、お問い合わせフォームやお電話でご連絡をいただければと思います。
フォノイコライザアンプ“MASTERS PH-102シリーズ”のお話です。
API 2520の改良版は評判が良く、これまで多くの受注をいただき、ありがたく思っております。
これまで、オーソドックスなNFBによるRIAAイコライザーとなっておりますが、お客様からのリクエストにより、鋭意いろいろ検討を重ねております。
具体的には、NFBだけでなく、CRタイプも入れ込んだ、いわばハイブリッドタイプのRIAAイコライザーの試作をおこない、CR-NFタイプを完成し、ご希望ならばオーダーを承ります。
また、これは、開発中ですが、NFBの振る舞いとして、ある意味、理想的なインバートNFB方式のフォノイコライザーを検討しております。
パワーアンプではJBLがさきがけし、良好なサウンドで今もってJBL SA-600のプリメインの評判が高いです。そのようなインバートNFBアンプをバランスアンプにしたというべき、サンスイのXバランスは、もう20年以上も好評を持続しています。
振り返って、フォノイコライザーでは、インバートアンプ方式に検討なく作ると、入力インピーダンスを大きくするとカートリッジの最適マッチングインピーダンスから外れるし、また、ゲインを大きくしようとすると、NFB抵抗が大きくなりすぎ、NFBインピーダンスが高くなり、外部誘導を受けやすくなり、この限度は10MΩといえます。
この範囲で、検討すると、インバートNF型のフォノイコライザーアンプはゲインが26dB程度でMAXかな?とも思います。
ともかく、差動アンプ方式のフォノイコライザーはまだありません。世界初になるかもしれないと思っています。
後段のラインアンプのゲインを26dB程度とすれば、プリアンプとしては、ゲインは問題なくなります。そのような構想で、フォノ入り、新型プリアンプを考えています。
いろいろな可能性を考えるのが、マスターズ流だと自負しております。
昨夜、ダイナミキャップをお使いになった呉市のMさんからお電話をいただき、オーディオ仲間の方に聴かせたらすっかり気に入り、皆さんダイナミキャップに交換してみようということになったそうです。
透明・リアルでダイナミックなサウンドには、わたしも同じ想いです。このコンデンサは、オーディオ・ノートのようにハンドメードに近い作り方です。このため、量産できず、納期は約30日になります。
オーディオ好きのTRT社のPeter Moncrieff社長は、このような評判を大変喜ばれることでしょう。
現在、0.1μ/450V,0.22/630Vの在庫は各2個です。0.47μ/425Vは比較的多くの在庫があります。