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店長が日々感じたことを、オーディオエッセイ風に綴ります。開発日誌、コラムなど、様々な内容を情報発信しています。
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コロナ禍とオーディオ

コロナ禍とオーディオ

東京オリ・パラ五輪が終わって、ようやく感染者のピークを越えました。
そして、予測を超えるペースで感染者が激減しています。
その理由は医療関係者、有識者の方も説明できません。
もちろん、ワクチン接種が進んだとしても、それだけでは説明できないです。
そして、第6波が11月頃から発生するかも知れません。

それはそれとして、オーディオは引きこもり趣味・道楽であるので、それほど変化はないようですが、さあどうなるのでしょうか?

マスターズアンプ

つい先日、特別ご提供品 プリメインアンプ“MASTERS AU-600/JBL・Limited”の1台目が売り上げとなりました。
とても良いお買い物をされたとひそかに思っています。

画面では良くわかりませんが、2mm厚のアクリルプレートでフロントパネルを仕上げた姿はとても美しく、美しいサウンドです。

ご希望があれば、あと2台分のキーパーツがあります。

山水のXバランス増幅回路

山水在籍当時、私が提唱したバランス増幅回路ですが、αシリーズ以降は山水を退いて、私は会社を設立、そちらのほうに没頭していたので、実態は故 横手さんに時たま聞く程度でした。
それから20数年の時が流れ、山水は消滅してしまいました。

けれども、オークション、中古市場では人気があり、その関係もあって、マスターズに修理依頼が少なくありません。
多くは、スイッチ・ボリューム関係の接触不良です。次は、プロテクションが誤動作して使えないという不具合です。

山水のXバランス増幅回路は2組の差動プッシュプル回路でバランス出力を作り出しています。そして、ファイナル段に供給する電源は、グランドに関係ないフローティングとなっていますから、パワーアンプの場合、その出力はグランドには関係なく、出力のホット/コールド間がスピーカーを動作させるようになっています。
したがって、対グランド電位は特に決まりませんが、差動プッシュプルのエミッタ抵抗を可変することによって、グランド電位に近づけることができます。
一旦、製造時に設定すれば安定し、スピーカーをドライブします。

ところが、20年以上の年月を経ると、バランス増幅変換回路のDC電位が返送して、プロテクションが動作して、音が出なくなるトラブルが出ることがあります。
XバランスはDC電位がいかに変動しようと、アンプ出力のHOT/COLD間で±30mV以内であれば、まったく問題なく動作します。
そこで、対グランド電位が±4V以上くらいで、プロテクションが動作するようになっています。これが、このトラブルの原因の一つです。

このプロテクション回路をはずせば、直るはずです。
そうはしなくとも、30年以上の経年変化した半固定ボリューム(2個)を交換したら、周囲のプリント基板のハンダが劣化しているので、これらを修復して直ることがあります。

なお、マスターズのZバランス回路は原理的には似ておりますが、2段差動バランス増幅(Xシリーズは3段バランス増幅)構成ですので、DC電位的にも安定し、NFB量も少なく、位相補償コンデンサーはわずか3PF1個だけで超安定、かつ、電源ON時のショックノイズも発生せず、SPリレーが削除でき、より高音質です。

アナログレコードとコンサートサウンド

少なくともセッション録音では、マイクは楽器に近接していますから、リスナーがコンサートホールで聴くより、より近接(生々しい)音が録れています。
このようなサウンドをアナログレコード時代は夢中になって聴いていたのです。

良く言えば、コンサートサウンドを超えたサウンドを楽しんでいたのです。そのあたりで、ああだ、こうだという面白さで、オーディオ評論家が誕生したともいえます。

かつて、究極のアナログ録音として、ダイレクトカット録音がシェフィールド等のレーベルで評判になりました。
近接マイクで取ったジャズ“テルマ・ヒューストン”は売り切れ完売になりましたが、コンサートホールで2マイクロホン(20mくらいの距離)で録ったダイレクトサウンドレコードは、あまり売れませんでした。
要は、オーディオファンはコンサートホールでは聴けないサウンドを聴きたがっていたのです。

したがって、デジタルサウンドのCDはAC/DC/AC変換過程で、このフレッシュさを失っていました(但し75分の収録時間は便利)。
だから、アナログレコードが復活してきたのです。

もちろん、SACDのような高品位CDサウンドは良いだろうと思えますが、採算的にセッション録音はできないのが残念です。
過去のカラヤン、バーンステイン等の名盤はすべてセッション録音です。


デジタル機器が発生する電磁波ノイズに改めて、驚いた!

近年、インバーター、スイッチング電源、等から発生する電磁波ノイズについては定性的には理解しております。

定量的には、AMラジオを近づけると、“ジャー、ジィー”ノイズが出てくるので、わかります。

さて、工房には、実働テスト用にCDプレーヤーを置いてあります。その上に、ヤマハの中古チューナーを置いてあります。両方を同時に動かすことはありません。
チューナーは、私はFM放送を聞きながらハンダ点け作業をおこなうことが多いのです。製作したアンプの実動テストには、FMチューナーの電源を切ってCDプレーヤーを動かし、問題なく音がでるかな?と聴きます。
ところが、最近、FM放送を聴いているとき、うっかりしてCDプレーヤーの電源をONしたとたん、FMチューナーの動作が止まってしまい、無音になってしまいました。CDプレーヤーの電源をOFFすれば、FMサウンドは復帰します。
このことには、長いオーディオ人生にとって驚きでした。ヤマハのFMチューナーは昔ながらのFM受信回路ですから、最近のPLLデジタルチューナーではどうなのでしょうか?
改めて、電磁波ノイズグッズに関心ある方が多く、かつ、オーディオ誌でも取り上げられる機会が多いのが納得できるような気がします。

次は、まさかのアナログプレーヤーです。最近、工房に2台目のプレーヤーを設置しました。フォノアンプの注文が増えてきたので、工房内でもテストできるようにしたものです。1台目は、ヒアリングルームに置いてあります。
高増幅率のフォノイコライザーを試作してテストしたところ、微少ですが、変な音が混ざるのです。
いろいろチェックした結果、ダイレクトターンテーブルモーター電源をOFFしたところ、ピタリと止まりました。
電磁波ノイズのしつこさには改めて驚きました。このような電磁波ノイズを防ぐ(イミニティと言う)対策を打つと無くなるのですが、音質がわずかに劣化するのが分かりました。
結論として、フォノイコライザーの増幅率を元通りにしました。
ベルトドライブ用のモーターは回転数が上がっているので、モーター自体からのノイズは少なく、問題はなくなるでしょう。
けれども、ヒアリングルームのもう1台のダイレクトモーターのプレーヤーにはこのような現象はありません。このプレーヤーはデノン製です。

オーディオには、デジタル技術に起因する問題がいろいろ見つかることがあります。


バッテリー動作フォノイコライザーアンプの驚き

MASTERSアンプは、ノイズのない、リップル分の少ない、低出力インピーダンス電源で動作するアンプで素晴らしいですが、フォノアンプについてもバッテリー動作に及ばないことはヒアリングすると分かってしまいます。

確かに、12Vバッテリーを2個用意することは、充電も含めて面倒ですが、それだけのことはあります。

当方のAPI2520タイプ・フォノイコライザーは、すでに真空管式整流方式で好評を得ておりますが、バッテリー電源によるパフォーマンスを上回るものがあります。
特に、MASTERSのMCトランスを加えたフォノイコライザーのサウンドは、さらにダイナミックな澄み切ったサウンドです。

さらに、ノイズのないサウンドは、アナログレコードの良さを再認識しました。

1970年代のアナログレコード全盛の頃のフォノイコライザーでは、このようなパフォーマンスは得られないでしょう。
特に、ダイレクトカットレコードを聴くサウンドは、2トラ38サウンドでさえ及ばないリアル感です。すなわち、“マイクロフォンに入ったサウンドはこんなサウンドなんだ!”と感じます。
これは大げさに言えば、コンサートサウンドを上回る別次元のサウンドです。

収録時間が短いのが(せいぜい20分)物足りないですが、本当においしいものが少し味わえれば良いのです。
こうなると、どんなに優れたデジタルサウンドも、このサウンドの良さとは比較できず、別次元と言わざる得ません。

オーディオ誌“ステレオ”8月号を眺めていたところ、153ページを見て、少し驚きました。
どこかで見かけたようなかっこう!そう、ケース専門メーカー、タカチ電機工業のヒートシンク付きケースです。
このアンプはカレントディレクトリーという、本来、IT会社の30歳代のエンジニアが開発・設計・製品化したパワーアンプとのことです。
https://audio.current.directory/

さて、アンプのサイズは430×330×85mmと横幅はフルサイズです。サイドはヒートシンクになっています。
ディスクリート構成のアナログアンプで、1980年代に戻ったようなコンセプトと感じました。
価格は¥363,000(税込)でリリースされています。

電気的仕様は優れており、パワーデバイスはトランジスタ、パワーは20W+20Wに抑えられています。
特に注目することは、盟友 川西さんが主宰するWest-Riverアンプの一大特長である、電源部に安定化電源を採用していることです。
ヒアリングする機会はないので何とも言えませんが、ようやく、川西さんが提唱する方式を採用しているところが注目です。

一方、MASTERSの特別ご提供品のプリメインアンプ“MASTERS AU-2030G/custom”は、MOSFETを採用したZバランス増幅アンプで、パワーは30W+30Wです。
価格は¥192,500(税込)とリーズナブルです。
大きな違いはやはり、前者のアンバランス増幅(ハーフブリッジ)かバランス増幅(フルブリッジ)かの違いでしょう。
また、パワーデバイスがトランジスタとMOSFETとの違いも大きいでしょう。
さらに、このケースの熱的マージンがあるので、“MASTERS AU-2030G/custom”は2Wまで純Aクラス動作させています。

そのほかの違いはプリメインアンプ“MASTERS AU-2030G/custom”のページをご覧ください。

また、外観、すなわち、アンプのフロントデザインはいかがですか?
私は、担当した大友デザインに大いに満足しています。

それでは皆さん、オーディオを楽しんで下さい。

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