店長が日々感じたことを、オーディオエッセイ風に綴ります。開発日誌、コラムなど、様々な内容を情報発信しています。

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コロナ禍で過ごすには

マスターズトーナメント優勝!

オーガスタ(USA)で行われた2021年のマスターズトーナメントで、松山英樹さんが1打差で逃げ切り、優勝しました。

そうです!マスターズのMASTERSはここから意味があって、イシノラボのアンプのブランド名にしました。

MASTESRは単数ですと偉そうな感じになりますが、複数形になると、“名人の”・“熟練した”・“すぐれた”・“きわ立った”方々という感じになります。 

アナログレコードの聴きなおし

このところ、MCトランスのご注文が増えております。

MCカートリッジの価格は異常に高く、困ったものだと思います。

オルトフォン SPU系がリーズナブルな価格と思います。また、ややハードなサウンドですが、デノンDL 103系カートリッジもコストパフォーマンスが高いです。

1990年頃、LPが消滅、CDが主体と考え、500枚以上処分してしまいました。
その後は、仕方なく押し入れに入っていました。

何と、昭和38年に購入した“カルミナ・ブラーナ”(オーマンディ/フィラデルフィア)を30年ぶりに聴きなおしました。
今回聴きなおしてみると、当時の水準を感じましたが、新鮮で、重低音がばっちり聴こえることには驚きました。
“カルミナ・ブラーナ”のCDは9種類、コンサートでは3回聴いているので、かなり、客観的な音質評価と言えると思います。

このことは、アナログレコード!最高!ということではなく、CDのほうに、もう少しのフレッシュさが欲しいです。

もっとも、CDサウンドは特に大きな問題はないのですが、どうしても、レトルト料理のような味わいが付きまとうのです。
SACDプレーヤーを買ってみても大差ありませんでした。

けれども、長時間、プログラムを組んで聴いていればとても便利で、パソコン仕事や配線作業になくてはならないものになっています。

そのCDサウンドでヒアリングしても、充分、アンプの音質が分かるのがオーディオ道楽の面白いところです。

Dクラスアンプは進歩したけど

私が開発に携わって、もう20年過ぎました。

当時はまだ、小型・ハイパワーが魅力で、音質は二の次でした。

そうこうしているうちに、今や家庭用TVサウンドはほとんどDクラスアンプでドライブされています。

また、イベントライブ用のパワーアンプは、超ハイパワーと移動の手間を考慮すると、軽量・小型のDクラスアンプが一番で、99%、Dクラスアンプが採用されています。

そして近年、ピュア・オーディオアンプ分野に、ちらほらDクラスアンプが採用されるようになってきました。
電気特性もかなり良くなってきています。

やはり、DクラスアンプユニットはICメーカーから納入されるほど、Dクラスアンププリント基板は多層、最適パターン設計がCAD進歩により非常に進歩しています。

従って、アンプメーカーは出力フィルターのコンデンサ、インダクターくらいしか検討する余地がありません。

そして、私は最近、進歩したDクラスアンプサウンドをほとんど聴いていませんが、オーディオ紙上の評論家さんのヒアリングレポートを眺めると、“Dクラスアンプと思えないとほどの良さ!”とあります。
その真意は、ピュアオーディオのベテランならお分かりのことでしょう。

私の基準では、“アキュフェーズ”がDクラスアンプ採用品をリリースしたとすれば、そのサウンドはかなりアナログアンプに匹敵したと思うことにしております。

いずれしても、入力信号に対してリニアに対応するアナログアンプが最も無理のない方式と思っています。

特に、皆さん、聴く音量は10mW程度、せいぜい1Wもあれば充分です。
マスターズブランドアンプでは、そのようなアンプが最近、注目され、ご注文が増えています。


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