特別なご配慮によりfinalブランドのD8000を試聴する機会を得ました。
このヘッドフォンは平面磁界型と称する強力磁界タイプで、振動板をリニアに振動させる方式です。やや重いのが難点と言えば難点ですが、頭に装着するとしっかりと付けた感じになります。
まずは、ジャズトリオを聴きました。比較にゼンハイザーの¥2万のヘッドフォンを用意しました。
まず“ずし!”っとくるウッドベースサウンドには驚かせられます。そして、眼前にドラムス、ピアノ、ウッドベースが展開します。バイノーラル録音(Binaural recording)に近い感じを受けました。
すぐ、ゼンハイザーに交換して聴くと、こちらは軽いサウンドで聞き流す感じです。
ちなみにD8000仕様をご紹介すると、次のようなものです。
- インピーダンス:60Ω(実測:DCインピーダンス62.5Ω)
- 効率:98.5dB/mW
まとめますと、これまでの動電タイプ(いわゆる通常スピーカータイプ)とも違い、パワフルドライブサウンドと感じました。
そして、静電力で動作するSTAXとも異なります。
ヘッドフォンヒアリングがお好きな方には、またとないタイプのヘッドフォンと言えましょう。
後日、さらなるヒアリングレポートをお届けするつもりです。