全体の構造と目的
- トランス巻き線の1次、2次間の結合度を高めるために採用する特殊トランスです。
特殊とは、2本の巻き線を一緒に巻くことで、巻き線が困難で手仕事になります。 - 結果として、周波数特性はワイドとなり、ピーク、ディップが無くなります。
- かつて、McIntosh真空管アンプではカソード巻き線に採用していましたが、トランス製作が困難で、追随するトランスはありませんでした。
ドライブされるスピーカーは、フローティングバランス動作となり、グランドノイズから解放されます。
一方、2次側をグランド接続することで、アース強化できるという考えもあります。
その場合はグランドフロートスイッチを用意すれば対応できます。
![バイファイラー巻き線構成](/CONTENTS/images/wordpress/20201108_1/m/fig_001.jpg)
![バイファイラー巻きトランス結線方法](/CONTENTS/images/wordpress/20201108_1/m/fig_002.jpg)
![実際のアンプとスピーカーとの関連](/CONTENTS/images/wordpress/20201108_1/m/fig_003.jpg)