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一言ご紹介
【MASTERSブランド】
AU-900XG/B
AU-900XG/B
“Xカレント回路”搭載!
バッテリー電源/通常電源でも聴けるプリメインアンプ!
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店長が日々感じたことを、オーディオエッセイ風に綴ります。開発日誌、コラムなど、様々な内容を情報発信しています。

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最近のオーディオ事情 

世界情勢と当社の状況

新型コロナとは共存せざるを得ない昨今です。中国ではゼロコロナを徹底しているようですが、社会活動との共存を図ることはかなり大変と思います。

その中で、突如、プーチンのウクライナ侵略、ソ連崩壊を復興するような気持ちでこの独裁者はやっていますが、このようなことが実際発生することを予測していなかった国際社会は混乱しています。

おかげで、エネルギー価格急上昇、開運取引の低下、その結果、部品供給がひっ迫しております。聞いたところによれば、オーディオメーカーの生産の遅れ、価格の上昇で大変なようです。また、輸入オーディオ製品の値上げは円安もあって、すさまじいようです。

当社では、小規模ですので影響は限定的ですが、コネクター、端子、バッテリー、ハンダ等、等の値上がり、入手難にあっておりますが、何とか、ご注文に対応しております。

修理事情

一方、古いアナログアンプの修理問い合わせはとても多いです。

私の老齢もあって、重いアンプはお断りしております。また、他の修理業者に聞いてみると、多忙なようです。そこで、修理技術者を募集して、実際、修理作業をしてもらうと、イマイチの方が多く、困っているようです。

今、アナログアンプを根気よく直せる方は、当分、暮らしには困らないでしょう。

根気よくとは、例えば、スライドスイッチを基板から外し、分解して、接点を修理することです。それも、どのスイッチが不具合なのか、探っていかなければなりません。

もちろん、回路図などを見ながらでは、とても仕事になりません。


アンプの修理についての実情

特に、コロナ禍以降、アンプの修理のお問い合わせや修理のご依頼が多くなっております。
オークションでの動きも活発なようです。

40年~50年前のアンプの不具合の大半は、スイッチやボリュームの接触不良です。
けれども、交換部品はありませんので、ひたすら、それらのクリーニングが作業の主体になります。

それと共に、オーバーホールのリクエストがあります。

最近あったことですが、オークションで入手したアンプにノイズが出て、気になるので診てください、とのことで持ち込まれました。

このアンプに付属して、ケミコン交換・トランジスタ交換をしたとのことで、数多くの取り外し部品が一緒についてきたとのことです。
ここまで部品交換したから不良はないという、売り手側の言い分だそうです。

私の長年の経験から言わせていただくと、ケミコンはまず不具合の原因にはならないことが多いです。
極端に言えば、交換する必要はないと思います。

それよりも、ノイズを発するのは抵抗の経年劣化です。特に、ソリッド抵抗、カーボン抵抗、それも高抵抗値(10kΩ以上とか)抵抗に発生します。

このアンプはいろいろチェックしていったところ、ラインアンプの100kΩや10kΩの特にベースに接続される抵抗を交換したら、ノイズはピタリと無くなりました。
たくさんのケミコン交換は悪いことではありませんが、的を外している感があります。

このような古いアンプは、オーバーホールよりも、不具合部分を修理しつつお使いになったほうがよろしいかと思います。


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