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店長が日々感じたことを、オーディオエッセイ風に綴ります。開発日誌、コラムなど、様々な内容を情報発信しています。
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フェーダー音量コントロールプリアンプの素晴らしさと使いやすさ!

 フェーダー音量コントロールプリアンプの素晴らしさと使いやすさ!

フェーダー音量コントロールアンプの素晴らしさはニアフィールド・リスニングで発揮します! 

どのようなシーンに最適? 

近所迷惑にならないように、ある程度の音量に抑える必要がある場面、スピーカーとリスナーの距離を短くすることをニアフィールド・リスニングと言います。 

特に、ジャズトリオ、室内楽のような繊細な奏者間のやり取りを聴き分けることは、ある意味で最高のオーディオの楽しみとも言えましょう。

そのようなとき、プリアンプがリスナーの手の前にあると、とても自分にとって、音楽ソースに応じて最適音量にコントロールすることは最高です。 

ステレオコントロールアンプ“MASTERS CA-500Fcustom”の特徴

そこで、今回はステレオコントロールアンプ“MASTERS CA-500Fcustom”を紹介します。 

すでに、特別ご提供品として紹介・掲載していますが、さらに、その素晴らしさを記述します。 

ブロックダイアグラムを【図1】に示します。

【図1】ステレオコントロールアンプ“MASTERS CA-500Fcustom”ブロックダイアグラム
図1】ステレオコントロールアンプ“MASTERS CA-500Fcustom” ブロックダイアグラム

入力はRCA3系統、選択できます。

過大入力コントロール用に50kΩのボリュームを備えます。

そのボリューム出力はバッファーアンプを通して、低インピーダンス(600Ω:東京光音プロ用フェーダー)抵抗体で、音量コントロールします。

このことによって、トランス式パッシブプリアンプの低出力インピーダンスには及びませんが、通常の50kΩ程度のボリュームに比べ、600Ωでのドライブはアンプを生き生きとドライブできます。

このアンプは、さらに出力インピーダンスが下がるラインアンプで出力されます。ゲインは12dBMAXと使いやすいです。 

ステレオコントロールアンプ“MASTERS CA-500Fcustom”のサウンドとフィーリング

それでは、実際、そのサウンドを聴いてみましょう。

リスニング位置から120cm前の左右に小型SPであるB&W 805をSPスタンドのうえに安置して、“CA-500Fcustom”は手元に置きます。

すぐ隣にCDプレーヤーを置き、CDを便利に演奏できるようにしました。

パワーアンプはBA-600/JBLを使用しました。 

プログラムソースは名演奏“オスカー・ピーターソン・トリオのYOU LOOK TO ME”としました。
この音源は今から60年以上前の録音ですが、未だに演奏と音の良さは輝いています。 

音量はまず耳元に90dB程度にしてみると、まさに眼前の演奏を味わえます。

けれども、少しやり過ぎ感があったので、フェーダーを少し下げます。
このときの手元のタッチ感がたまりません。

何だか、レコーディング・ミクサーになった錯覚を覚えます。 


最後の1台!超大型ファインメットコア採用トランス式パッシブプリアンプ

本当に最後の1台のみ製作可能となりました!

大好評いただいた限定制作の超大型ファインメットコア採用トランス式パッシブプリアンプ“MASTERS CA-777G/FM ultimate”ですが、大型コアが1台分のみ、入手可能になりました。

制作可能なのは、これがほんとうに最後の1台のみとなるはずです。 

素晴らしいサウンドです。

ご注文方法

ご希望の方は、「イシノラボ電子メールオーダーフォーム」よりお願いいたします(お電話・FAXは、ご遠慮ください)。ご希望の色「ブラック」か「シルバー」を通信欄にご記載ください。


※2024年9月1日追記
  こちらの商品は売り切れました。
  お問い合わせいただいた方はありがとうございました。

参考ブログ記事

仕様の詳細は、販売終了しました商品ページをご覧ください。

発売と同時に、あっという間に売り切れてしまった製品ですので、ご希望の方はお早目のご注文をおすすめいたします。


JBLアンプ回路のバッテリー駆動に成功!

JBLアンプ回路をバッテリー駆動することに成功しました

やってみました

AU-600G/JBL、BA-600/JBLはずっと大好評を頂いていて、累計製作数は50台を超えました。

作るたびに、そのパワフルサウンドをベースとした高音質に喜びを感じています。

最近、Oさんから、JBL回路アンプをバッテリー電源で聴いたらどうなるだろう?と興味半分の質問がありました。

もともと、JBL SA-600は40Wのアンプですから、低い電源電圧で動作させることはそれなりの工夫をして、AU-600G/JBLは12Wの出力を得ています。

バッテリーの2個による±12V電源では、さらに取り出せるパワーは少なくなりますし、そのままの回路定数ではうまく動作しません。

1日かけて、動作するように回路定数変更しました。

調整し、測定してみると、パワーは6W出ました。

一番、改善されたのは残留ノイズです。AC整流電源より1/3以下(10dB以上)になったことでした。

当然、残留ハム成分がありません。半導体自身の出す微少なノイズだけです。ひずみ、周波数特性など、電気的特性はすばらしいです。

あとは聴いてみることです。

残念ながら、電気的測定ではサウンドパフォーマンスは分からないのです。

また、接続するスピーカー、CDプレーヤー、アナログプレーヤーなどの組み合わせで変動するものですが、ヒアリングに慣れた方なら、おおよその傾向を認知できます。

そして、使用するプログラムソースも影響されますが、これもいろいろ聴いたり、長時間同じプログラムソースを聴き込めば、分かってきます。

聴いてみました

フィメールジャズボーカル(シャーリー・ホーン) 

彼女のボーカルの表情が豊かに聴こえます。そして、息継ぎ間の静寂さが感じ取れます。バックバンドのピアノ、ドラムス、ベース、トランペットなど、本当に彼女と融合して聴こえます。

ピアニスト・清塚信也のCD

広く音楽を語れるピアニスト・清塚信也のCDを聴いてみます。

国内でデジタル録音です。流れるように美しい曲、わざとノイズの入ったピアノサウンドなど、細部も的確にとらえ、スケール感も聴けます。

ジャズ

ジャズは半音階進行、即興演奏、室内音楽的な相互演奏者のかけあいなのが魅力です。特に、ビーナスレコードのジャズ音楽はとてもジャズを楽しくさせる要素が詰まっています。

この内容をさっそうとリスナーに感じさせるのが、JBL回路アンプのバッテリー電源動作といえましょう。

どうすれば実現できるのか?

すでにプリメインアンプAU-600G/JBLをお持ちの方で、ご希望の方はアップグレードをする用意をしようと思っています。

費用は改造費と、バッテリーの取り扱いに不慣れな方向けにバッテリーボックスと充電器があります。

ホームページの「バッテリーボックス」のページをご覧ください。

消費電流は50mA程度ですから、充電は1~2回/月で充分でしょう。

なお、パワーは5W+5Wと小さいですが、86dB以上のスピーカーから、音量不足にはなりません。ガンガン、パワフルに聴けます。

おそらく、残留ノイズの少なさも後押しになっていると思われます。

一方で、クラシックの大編成曲を低効率スピーカーで鳴らしたい方には向かないともいえるかも知れません。その用途には、パワーアンプ“MASTERS BA-600/JBL”が最適と思います。

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