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CD-300FC
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クロスオーバー周波数可変方式採用!
サウンドバランス調整で挫折することのないチャンネルデバイダ!!
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店長が日々感じたことを、オーディオエッセイ風に綴ります。開発日誌、コラムなど、様々な内容を情報発信しています。
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アドバンストZバランス回路&“本当のサウンド(原音)とは何か?”

アドバンストZバランス回路にアップグレードのリクエストが4セットあり、本日、4セット目のアップグレードが完成して、発送致しました。
当初は自己陶酔ではないかと、また、1台だけ上手くいったのではないかと思ったりして、アップグレードを完了しては、ヒアリングで確認して参りました。
4セット、トータル8台でのパフォーマンスがどれも期待したどおりの良好、いや、素晴らしいサウンドになったと思っております。
特に、スピーカーボイスコイルを両側から完全にグランド(アース)に束縛されることなくパワフルにドライブするサウンドは、やはり、従来のハーフブリッジサウンドとは異なり、別次元のように感じております。
従って、フルバランス増幅モノラルパワーアンプ“MASTERS BA-999ZB/M”(モノラル)は、近々、アドバンストZバランス回路搭載した新製品にリニューアルする予定です。
また、フルバランス・パワーアンプ“MASTERS BA−225FB/MOS”,インバーテッド・フルバランス・パワーアンプ“MASTERS BA−225FB/MOSy”(販売終了モデル)機種のZバランス回路へのアップグレードも受け付けます。

ところで、話題が少しずれますが、ここ2年、クラシックコンサートに良く出掛けております。サントリーホール、ミューザ川崎、池袋芸術劇場、墨田トリホニーホール、初台オペラシティ、文京シビックホール、所沢大ホールなどでクラシックコンサートに行っています。
そもそも、人間の知覚は90%以上、視覚情報と言われています。だから、コンサートはさすが!良い音、感激!と言っても、それらは指揮者やオーケストラのみなさんの動き等の視覚情報に相当影響されているはずです。
私は、オーディオ的観点から、コンサート会場で、視覚情報が入らぬように目を閉じて聴く時間を設けています。
ところが、私の耳の形状は平らで指向特性がブロードです。どうしても、周りの方の息使いが聴こえてしまいます。
そこで、なるべくDレンジ(大きなサウンドが聴こえる)の大きくなる、前のほうの席で聴くことにしています。
そのような状態で聴くと、自分の工房と目を閉じて聴くコンサートサウンドとは一概にコンサートサウンドのほうが良いとは限らないことが少なくないことに、近年、気が付きました。また、コンサートサウンドとオーディオサウンドとは“けっこう違うな!”とも感じます。
特に、間接音、残響音はずいぶん違います。
意外とコンサートサウンドは間接音が少ないとか、貧しく聴こえることがあります。これは、2000人くらいの人員が大きな吸音材になってしまうからとも考えています。従って、短絡的に言えば、ライブ音源はセッション音源に負けているのかも知れません。
と言うのは、3年前、文京シビックホールで、出演している友達から、“オペラ”アイーダ“のゲネプロを聴きに来ないか?”と言われ、出かけました。
入場してみると、立ち会っている方々は30名ほどでした。
あまりうまくないオケでしたが、音が出てびっくり、清らかなストリングス、咆哮するブラスセクション、特に、アイーダトランペットはホール全体に響きいってびっくりでした。これがセッション録音の良さかなと感じつつ、その日は、充分サウンドに浸って帰りました。なぜなら、セッション録音のときの録音施設(ホールを含む)は御客を入れません。

さて、本番に行きました。
確かに、出演者、オケ、指揮者の皆さん、力演でした。けれども、昨日味わった、浸み渡るような素晴らしい響きは消えていました。

永遠のオーディオの課題、“本当のサウンド(原音)とは何か?”という課題を突き付けられた気がします。

1950年代後半~1980年代にレコーディング場所として、最高とされたウイーンの“ゾフィエン・ザール”は、さぞかし、凄いサウンドで録れていたのではと思ってしまいます。
ワグナー“リング”録音セッションを記録したBBC製作の画像を見ると、DECCAスタッフがこのような最高の録音ができるのは、ここしかないと言っていました。そして、セッション録音ですと、マイクセットは理想的なところにセットできます。ちなみに“リング”録音では12本のマイクを使っていました。従って、指向性が強いゆえに、コンサートでは聴こえないワイドレンジサウンドが楽しめます。
かつて、オーディオの理想を追って、シェシールド・ラボはワンポイントマイクで、ダイレクトカットでクラシック録音レコードを作りましたが、そのサウンドは遠い感じのサウンドでした。一方、マルチマイクを使って録った、“I‘be Got TheMUSIC”のスタジオ録音は絶賛を博しました。

私は“リング”の全曲のレコードを買って、聴いて、コンサートサウンドとは異なる良さも感じています。コンサートサウンドとレコーディングサウンドは基本的に違うと言う感を強くしています。
コンサート会場で聴くサウンドも良いと思うし、オーディオサウンドにはコンサートサウンドにない細部のサウンドやフレッシュサウンドがあります。
昨今、クラシック音源が売れないので、ライブ音源のCD化、ハイレゾ化が多くなりました。これは、上記の理由で、良く聴こえないです。
そう言いつつ、11月には、コンサートには出掛けようと思っています。


バランスドライブアンプとパッシブプリアンプとの合体

バランスドライブアンプ“MASTERS BA-225FB/MOS”、トランス式パッシブプリアンプ“MASTERS CA-777S”、“MASTERS CA-999FBS”は、ご好評をいただいております。
さらに、バッテリードライブでアンプを駆動しているお方も確実にふえておりますし、現在、カスタムアンプとして製作中のアンプもあります。
今回、盟友デザイナーの大友さんから、“私にも、これが一番良いと思うアンプを作ってくれ”との要請を数か月前から受けていました。日々の製作に没頭することが多く、なかなか試作に取り掛かれませんでした。大友さんは、先にアンプ図面を書いてきて、さらに少し経ったら、シャーシ・ケースを作って送りつけてきました。
そうなったら私も意欲が湧いてきました。
そこで、以下のような内容のアンプにしようと思いました。

  1. アンプはバランス増幅アンプ形式にする。
  2. 電源は、ピュアで、電源インピーダンスが低く、ドライブ力のあるバッテリーを採用する。
  3. 音量調整はパッシブプリアンプに採用しているトランス式アッテネータ(トランスATT)を搭載する。

このような、ある意味、究極のアンプの内容を盛り込んで作ろうということにしました。大友さんも、この内容に賛同してくれました。

さて、実際、トランスATTは電源トランスからの誘導を受けやすいので、この問題は発生しないようにと、バッテリードライブ形式とすることは必要条件かもしれません。(商用電源方式にするなら、電源部は別シャーシに用意すれば問題解決します。)

また、トランスATTをバランス用に4個搭載するのは、コスト・スペースの点で無理があり、やむなくバランス入力は諦めて、アンバランス入力(大友さんのCDプレーヤーはバランス出力がないという)専用として、このアンバランス信号をバランス変換してバランス増幅アンプに入力させる方式にしました。
最大出力は、バッテリードライブですから、最大パワーは8Ωスピーカで18W+18Wというところです。
時間を見つけては、少しずつ組立、やっと5月になって音が出る段階になりました。
写真は、配線した直後なので整理されていませんが、あえて掲載します。

結果は以下のようになりました。

  • まず、ノイズの発生は、周囲に電源トランスを置かないバッテリードライブとしたので元々ローノイズですが、さらにローノイズに仕上がりました。
  • 周波数特性、ひずみ、ダンピング・ファクターなど、電気的特性も問題なく優秀でした。
  • さて、一番気になるサウンドパフォーマンスです。これは、一聴して好みを超えて素敵なサウンドであることは理解できました。静寂のなかで純粋にサウンドだけが耳に届く感じです。低域の重心、がっちり感も充分です。ボーカルのパワフルさ、透明感もエクセレント、コーラスの場合の混変調感も、リアルそのものと聴き取れました。また、パルシブなサウンドも立ち上がり感、爆発感、切れ味が素晴らしく、言うことはありません。

自己陶酔かも知れないと、落ち着いて2週間ほど聴いてから、大友デザイナーに発送致しました。

大友デザイナーからは、“いい音!大変満足!”とのありがたいコメントをいただきました。事実、大友デザイナーにTELすると、最近はいつも音楽が聴こえます。
“カー・バッテリー(28Ah)を使っているけど、まるで電圧低下がないような電圧測定結果!”ということですから、このペースでは2~3カ月に一度くらいの充電で充分でしょう。充電は、わたしの説明・注意に従って、安価(¥2,980)な充電器で充電しています。
そんなわけで、この方式のアンプを、できれば製品化したいと思っております。
とりあえず、皆様にお知らせいたします。

バランスドライブアンプとパッシブプリアンプとの合体


カスタムアンプ“MASTERS CA-999FB/super A custom”のユーザー様からのレポート

カスタムアンプである、フルバランス・パッシブプリアンプ“MASTERS CA-999FB/super A custom”を購入されたユーザーA様から、レポートをお寄せいただきました。長文を、懸命に書いていただきました。非常にありがたいことです。

A様は福島県在住で、今回の大地震では、家財にダメージを受けられました。

A様の了解を得て、レポートを掲載させていただくことにしました。以下、文面です。

大震災後2ヶ月ほど経過して、ようやく部屋も片付きつつ、壊れた一部のオーディオ装置も片付き、オーディオセッティングも8割くらい復帰してきました。
そこで、CA-999FB/super A custom を改めて聴いてみました。アンプの組み合わせは、プリアンプCA-999FB/super A custom、パワーアンプBA-225FB/MOSで、バランス接続での組み合わせとなります。

1.操作系使用感と外観について

スイッチ類やボリュームはスムーズで、つまみ類は使いやすい大きさです。
つまみは、ベーク材の削り出しのようで(※1)、手触りもなめらかですが、滑りにくく、金属製ではないので、寒くなっても冷たく感じないのはありがたいです。

※1 店長注: 実はウッドの削りだしです。これに対して、以下の追加の感想をいただきました。
つまみは木製でしたか!とても良い感触で、操作がとてもしやすく、使って楽しいです。見た面のデザインだけではなく、さわって触れても飽きの来ないデザイン性なのですね。ここまでこだわったデザインとは!驚きました!
普通は、オーディオのつまみを木製にするというのは、思いつきませんでした。とても良い物ですね。目から鱗が落ちました。

全体のデザインは、奇抜なところはまったく無く、シンプルで、優しい趣きで、落ち着きがあって飽きない感じがします。気に入っています。このようなデザインが好きなのは、以前やっていた茶道の影響なのかな。。。
日本やヨーロッパの家具のように、長く使っていけることを意識したデザインと感じます。

私にとって、他社のアンプの多くは、第一印象優先のような、ぱっと見た目は、斬新というかケバイというか・・・・。これじゃ長く使っているうちに飽きちゃうよ~っていうものばかりでした。私にとって、自己主張の強すぎるデザインはどうも苦手です。(^_^;)

2.音質について

パッシブプリアンプは、他のユーザー様と同様意見となってしまいますが、音の切れ、厚み、輪郭、音像、直接音と間接音の分離、直接音ばかりではなく間接音や暗騒音も正確に再生すること、繊細さと静寂、音の鮮度感・・・・あらゆる点で素晴らしいです。

抑揚が大きいというか、演奏のダイナミックレンジが大きいというか、こんなに躍動感があって生き生きとして演奏していたんだ!いままで聴いていた演奏ってなんだったろう?同じソースなのに、このパッシブプリアンプを使っただけで、まるで別物のような演奏で 非常に音質的にも音楽的にも豊かな音で、なによりも音の鮮度が良い!と驚いています!

また、ホールエコーが極端に長く、さらに録音ノイズの多い
「UNE NUIT DE NOEL A NOTRE-DAME DE PARIS」のCDやADも、直接音と間接音と録音ノイズの分離も容易に区別がつきます。高解像度のプリアンプでもあります。パッシブ特有の内部損失の少なさがなせる性能なのでしょうか。

プリアンプ無しでパワーアンプの抵抗ボリュームを使ったときでは、中~高音で、音が荒くなるような濁るようなノイズが乗っかっているようザラついた感じがありました。特に、音量を絞り込むとより強く出ます。
一方、パッシブプリアンプでは、濁りや荒さが大幅に改善されて、音の切れはあるが耳当たりは良い。音の厚みあるが透明感や繊細さも良く表現される。直接音はシャープでフォーカスが鋭いし、間接音は豊かであるがボヤケていない感じがします。暗騒音もしっかりとリアルに再生してくれます。

直接音のリアルさ、演奏後の残響のきれいさ、残響の減衰のきれいさ自然さスムーズさ、そしてその後に訪れる心地よい静寂さは、何よりも美しい!音の一期一会と言ったらよいのか、私がオーディオ的音質で特にこだわりたい、この点について、表現力はすばらしいです!

パッシブプリアンプは、音量を絞り込んでも、透明感や繊細さや定位や音場感が崩れにくいですね。音場も広いし、奥行きも良く出ます。音の立ち上がりは鋭いですがドギツイところは皆無で、自然で耳当たり良く疲れない音だと思います。

抵抗ボリュームでは、音を絞るとステレオ感が急に無くなってきて、高音・低音も極端にやせ細ってダンゴ状の音のようになります。全てラウドネス効果と思っていましたが、そうではなかったのですね。パッシブは抵抗ボリュームほど極端になりにくいところが良いです。
パッシブプリアンプは、中小音量でも楽しめるアンプだと思います。

一方で、パッシブがあまりにも素晴らしいので、抵抗ボリュームを使ったトーン使用時では、音の劣化というか鮮度というかが劣ってしまうかなっと思っていました。(先入観ですね)
たしかに厳密には、音の鮮度はパッシブに譲るとしても、トーン使用時でも音の新鮮さは充分に満足できる水準です。バランスタイプのトーンコントロール、将来バッテリー駆動も可能なようにと外部電源化して頂いたのも大きく貢献しているのでしょうか。
この音質でしたらトーンコントロールは気兼ねしないで、どんどん使って、パッシブもトーンの両方とも積極的に使い分けて音楽を楽しむことが出来ます!

トーンコントロールは最大で±10dBとのことで、利得幅を欲張っていないためかボリューム調整がとてもしやすいです。聴くソースによっては、特に録音状態の悪いようなソースでも、左右独立トーンコントロールのおかげで、微妙な調整も容易です。
大手メーカー製の高級アンプでも、あまりお目にかかれない左右独立トーンコントロールですが、特注してよかった!と感じています。音量の左右独立といっても、思ったよりも操作上で面倒なこともありません。

音量については、これも左右独立調節可能で、なおかつ、左右のゲイン可変スイッチを1dBづつ調整可能としたのが威力を発揮しています。
この最強の組み合わせでの音量調整は、繊細に、かつ、かちっとして、あいまいなところは一切無い、正確な音量と左右のバランスが得られて、大いに満足しているところです!

震災後、2ヶ月たっても毎日余震が続くため、アナログディスクをじっくり聴くことが出来ない状況ですが、フォノ用にとサブソニックフィルターを付けて頂きました。
所有するレコードの中には、反ったレコードも多くあるので、サブソニックフィルターがあると安心です!オーディオを始めたときからあるアナログレコードは、今でも重要なソースになっています。反ったレコードの再生では、大きく揺れるスピーカーコーンは、見た目でもヒヤヒヤもので、気が気でなく心臓に悪い・・・・。私にとっては、やはり、精神衛生上でも?サブソニックフィルターは必需品だと感じています。

3.今回使用したCDについて音質の確認のために使用したCDです。

使用したのは、主にCDで、外盤が多くなった構成となりました。
CDもラックが壊れて、散らかり放題になってしまい、お目当てのCDが探しきれない状態でしたが、とりあえず見つかった範囲で聴いてみました。

ジャンルは、古楽、クラシック、邦楽(伝統芸能・民謡)、民俗音楽、ソフトロック?、自然音(環境音?)などと、無節操です。
録音も、SPやLPの復刻、モノラルからデジタル録音と、玉石混淆状態です。聴く音楽(音質や演奏や演奏の質)によっては、オーディオ愛好者になったり、音楽愛好者になったり、両者が混在してみたりと、鑑賞スタイルも変化しています。

アコースティックの演奏が主ですが、このカスタムアンプではジャンルや演奏規模、録音状態を問わず、実に躍動感のある演奏してくれます。そして美しい間接音やリアルな暗騒音と、演奏の後に訪れる静寂の表現も、ジャンルを問わずに表現してくれます。オーディオ愛好者としても音楽愛好者としても、このカスタムアンプは充分満足するアンプであります。
少なくとも、アコースティック系ジャンルについては、音楽のカテゴリーを問わないオールマイティーなアンプであると思います。

アルバム名 レーベル 型名
Johann Sebastian Bach Partitas TACET TACET10
LA BARACHA D'AMORE ALIAVOX AV9811LA
SPAGNA BIS BIS-SACD-1963
UNE NUIT DE NOEL A NOTRE-DAME DE PARIS FY FYCD006
Tra il Tramonte e l'alba  E lucevan le stelle records E lucevan le stelle CD EL 072322
PASTIME WITH GOOD COMPANY Alpha Alpha 901
BIBER  MUSIC FOR VIOLIN BIS BIS-CD-310608
WALDKONZERT WERGO SM 9001-50
Portugal : Fernando Machado Soares : le fado de Coimbra OCORA C 559041
アルヴォ・ペルト《アリーナ》 ポリドール POCC-1062
Stabat Mater; Salve Regina in C minor; Four Cantatas for Soprano Erato 3984-28172-2
L'art Du Psalterion: Maurice Guis Arion ARN-60680
アルヴォ・ペルト / タブラ・ラサ ECM J28J-20253
Japon - Sankyoku - Ensemble Yonin no Kai Ocora C560070
ベートーヴェン交響曲第6番『田園』 ワルター&コロンビアsym(平林直哉復刻) GrandSlam GS2035
KUNTUR MALLKU / LUZMILA CARPIO PRO AUDIO PA-C0002
Misa Criolla: Music Of Andes EPM 995392
BEETHOVEN Symphony No. 9  Wilhelm Furtwangler Orfeo C754081B
lo mejor de Atahualpa Yupanqui RCA / BMG CD 71797
哀の調べ~風の盆の里より ビクターエンタテインメント VICC60345
トリニティ・セッション カウボーイ・ジャンキーズ BMGビクター R32P-1188
JAPON kinshi tsuruta / katsuya yokoyama OCORA 558518
BEETHOVEN: Symphony No. 5 Bohm (conductor) BPO GRAMMOPHON 474984-2

当初は、カスタムアンプは費用的なことを考え、注文は迷いに迷っていました。
でも、今までのオーディオ経験を考えると、既存メーカーの既製品アンプに満足できず買い換えたり、デジタルアンプにも手を出して満足できずのありさま・・・・。
結局、費用がかさんでしまい、しかも音質的にも満足できない結果でした。
結局、お金をドブに捨てちゃっていたオーディオ人生です・・・・・涙。

もう、後悔したくないし、他人のためでない、我が家のための趣味のオーディオですし、せっかく大切なお金を使うのなら、長く使えるように、自分の好みを徹底して反映させた特注カスタムアンプを決断しました。思い切って清水の舞台から飛び降りました・・・・。

いよいよ完成間近となり、発送日の打ち合わせの最中に、東日本大震災が発生してしまいました。納品日の延期や代金支払いが遅くなり、御迷惑をお掛けしてしまいました。申し訳ありません。
大きな出来事を経て生まれた、このカスタムアンプは、結果として注文して大正解となりました!

原発が収束していない現状では、不安なことが増えていくばかりです。県内では不本意ながら故郷から避難せざるをえない方々が大勢います。私の住んでいるところでも、これから先どうなるかわかりません。こんな中では趣味のオーディオどころではないのかもしれませんが、心落ち着かせて冷静になって生活するしかありません。
このカスタムアンプで好きな音楽(環境音含む)を聴いて、落ち着くことができます。注文して心から良かったと思うアンプです。いまではすっかり大切な愛機となっています!

最後となりましたが、2011年4月10日の店長のブログで私のカスタムアンプを紹介して頂きましが、実は、カスタムアンプのことよりも、冒頭の原発事故以降の放射線についての記載の方に感動しました。
放射線による風評被害による差別や偏見が高まりつつあるなかで、早くから冷静で科学的、客観的な記載内容を感謝致します。

長文となってしまいましたが、ありがとうございました!
今回もまた、良いアンプをありがとうございました。まずは御礼と御報告まで。

MASTERS CA-999FB/super A custom

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