コロナ禍の完全な終息は不可能かもしれません。インフルエンザが無くならないように。
人類はウイルスと共存しなくてはならないのかもしれません。
それには、ほどほどの行動で、国を超えての人との交わりには要注意です。
そして、ウイルスからの害毒を軽減するのは人類(生物)の免疫反応を頼りにするしかなさそうです。
それには、疑似的に弱いウイルスを体内に入れて、免疫を得る方法が現在のところベストのようです。
古くは、ジェンナーの種痘ワクチンです。
それから、結核等のワクチン接種が一般的になりました。
さて、コロナワクチンの接種は2/17に始まって、1か月以上経ちました。
厚生労働省のデイリーデーターによると、3/23現在、1回目の接種数は699,126人です。
1日の接種数は約2万人です。
このペースで進行すると、人口の約1/3の4000万人に接種するには、2000日掛かります。
2022年になっても、まだ終わらない。
ワクチン接種に全力を挙げて取り組むには、二兎、三兎を追うのではなく、一つに限定すべきです。
そして、健康体になってからの大運動会たるオリンピック開催は歓迎されるのではないでしょうか?
それほど、コロナウイルスは手ごわいと思います。
ちなみに、「ワクチン接種数」と検索すると、数字が厚生労働省から出ています。
それに、2月に続いて、3/20のM6.9の地震です。
オリンピック開催中だったら、海外のアスリートは震え上がるでしょう。
マグニチュードが1ランク異なると、32倍のエネルギーになります。
と言うことは、2,3月の地震は3/11の東日本大震災エネルギーの1/1000程度吐き出したに過ぎません。
日本人は確率的な考え方に弱く、派生的なことまで気にして、大きな幹を見失うことが多いようです。
例えば、日本語にしても、はじめに細部を述べて、最後に動詞を言うことにも表れています。
残念ながら、日本のオーディオ界にもそのような傾向があります。
長い歴史のオーディオ誌“ステレオ”4月号は電源問題特集です。
代表的な課題について、コメントしてみましょう。
50Hz地域と60Hz地域のアンプの音質の差異
『50Hz地域と60Hz地域とはアンプの音質が異なる。』
これはそのとおりです。
けれども、どうしてそうなるのかはまったくわかっていないのです。
電源トランスの大きさは周波数に比例します。具体的にはトランス本体のコア面積に関係します。
周波数が下がれば、その分、トランスコアの磁束が早く飽和してしまい、電源トランスの性能(効率)が下がりますし、漏洩磁束も多くなり、最悪の場合は発熱がひどくなります。
従って、60Hzほうがトランスを小さくできるのです。
逆に言いますと、50Hz用に設計された電源トランスを60Hzで使えば、トランスコアの磁束密度に余裕が生じてきます。
多くは良い音質が得られる方向となります。
そもそも、明治年代、日本国内で50/60Hzと2つの周波数を採用してしまったという誤りがあります。
世界の多くは60Hzを採用しています。
遅まきながら、新幹線は60Hzを採用しています。
ちなみに、小型化、軽量化のために、航空機の電源周波数は400Hzです。
なお、スイッチング電源については、50/60Hzでも性能に差異がありません。
スイッチング電源と電磁波ノイズ
近年、トランスを駆逐した感のあるスイッチング電源は、ダイオードで一旦整流して、その直流成分で発振させて1MHzくらいの交流を作ります。
発振トランスは当然、周波数が高いから、50Hzトランスに比べ、
50/1,000,000=0.005%サイズ
でできます。
この交流を再び整流すれば、直流が得られます。
結果として、著しく小型電源ができますし、商用電源100Vでも200Vでも動作します。
このような技術革新が可能となったのはMOSFETのおかげです。
211回目のブログでアナログレコードについて、記述しました。
今度は久しぶりにテープサウンドを聴きました。
本当にしばらくぶりです。
やはり、テープデッキはメンテナンスが必要ですし、リールをセットするのも面倒です。
さて、私のテープデッキ遍歴は、始めはTRK339に始まり、TEAC 4010、REVOX HS77、パイオニア 1010H、TEAC X-10R。
それでも、満足する動作、サウンドが出ず、テクニクス RS-1500を譲ってもらい、¥5万の修理費を掛けても、半年でキャプスタンモーターが逆回転する始末。結局、これは廃棄。
再び、RS-1500Uをオークションで落札して、これは非常に状態が良く整備も完璧でした。
老齢になって、初めて満足するテープサウンドに会えたような気持ちです。
今年に入って、なかなかデッキを動かす心の余裕がなく、ようやく聴くことができました。
まずは、キャプスタン、ピンチローラー、ヘッド等をクリーナー液できれいにする。
そのあと、テープリールをデッキに取り付ける。
そして、送り出しリールにテープを早送りする(これはマスター巻きにするので、必要な操作)。
やっと、テープの頭出しをしてテープ走行させる。
出てきました!フレッシュサウンドが!
すぐ、切り替えて、CDサウンドを聴きます。
CDはS/N比も高く、ひずみも少ないサウンド。かなり良いサウンド。
それでもテープサウンドを聴くと、そのフレッシュさは誰が聴いても明白。
S/N比はテープノイズがあるので、CDのほうが上なはずなのに、なんか、比較すると生きが違うのです。
大げさに言うと、とれたてと冷凍品を解凍した差と表現できますでしょうか。
これはSUPER CDを聴いても同じでした。
どうしても、アナログ→デジタル→アナログの変換はフレッシュさとして、微妙な劣化があるのでしょうか?
そうこうしているうちに、30分のテープサウンドは終わってしまいました。
だから、なかなか、気合を入れないとテープサウンドは聴けないのです。