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店長が日々感じたことを、オーディオエッセイ風に綴ります。開発日誌、コラムなど、様々な内容を情報発信しています。
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オーディオ老舗ブランドの現状

オーディオ老舗ブランドは今どうなっているのでしょうか!?

1970年代、1980年代と、隆盛を誇ったオーディオ産業はベトナム戦争の終結により大きな利益源が無くなって、次第に厳しくなり、また1982年登場のCDも追い風にはなりませんでした。

当時、“今さらオーディオ!?これからはマルチメディア!”と盛んに言われ、動画へのシフトが叫ばれました。

けれども、そのようにはいかず、近年はスマホ主体の社会になってしまいました。

そんなところに、新型コロナ禍です。
もともと、引きこもり道楽である“オーディオ趣味”は良い時代を振り返る機運が生まれ、アナログレコードに人気が出ています。

そんな昨今、あのオーディオ老舗ブランドはどうなっているのでしょうか?

オーディオ誌は、新ブランドにはけっこうな関心を示し採り上げます。それは広告源としてブランドをみるのは、ビジネスとしては仕方がないところです。

個人的には、いろいろあっても、好きな音楽をいろいろな良い音で楽しむのは至福の時間であり、人生です。

さて、具体的に記してみましょう。

ブランド 状況
アキュフェーズ 健在、株主はすべて日本人、新社屋建立、アンプの完成度は世界でトップレベル。
LUX 中国資本、中国産、国産(OEM)といろいろあり、少人数ながら頑張って新製品を出しています。
STAX 中国資本、広くなった新社屋で、頑張っています。
デノン 資本は海外投資ファンド、頑張っている、白河事業所は健在らしい。
マランツ 同じ、自社生産しているかどうか。
ヤマハ オーディオコンポはどの程度の経営規模かはわからない。
テクニクス ヤマハに同じ、高価な新製品が目立つが、DJ用途のアナログプレーヤーがオーディオ用として健闘。
ダイヤトーン 休止中、動きがなさそう。
ケンウッド カーオーディオ中心、上海生産が主体らしい。
ビクター ケンウッドと一緒になったが、小型オーディオ主体。
サンスイ 会社は消滅、ドウシシャがブランド買収・保持、小型ステレオ販売。
パイオニア コンポオーディオ部門はどうなっているのでしょうか。
オンキョー パイオニアと共同化と聞いています。
ナカミチ 消滅したのでしょうか。
ウエスギ 後継者が新回路で頑張っています。
フォステックス 頑張っています。フォスターは健在(中国生産主体)。
TEAC オーディオ部門はないのでしょうか。
エソテリック TEACのオーディオ部門として健在。

上記以外では、新興ブランドが頑張っているのは皆さんの知るところです。

皆様が何か興味ありそうなことをお知りの方は“お問い合わせフォーム”でご一報ください。
ブログに転載させていただきたいと思います。


アナログレコードのサウンド

CDや配信によって、アナログレコードは絶滅すると言う予測が定説でした。
1982年以後、カートリッジメーカーは次々と姿を消し、DJ用MMカートリッジがあるくらいでした。

しかし近年、欧米を中心として、アナログレコードの評価が見直されてきました。
30年以上の月日が過ぎ、CDデジタルサウンドは問題があり、イマイチの欲求不満が残り、今に至りました。

そうは言っても、アナログレコードの販売数はCDより1桁小さい。
むしろ、中古レコードが見直されています。

ご存じのように、アナログレコードはオーディオ技術的にはいろいろ制約、限界があります。

まず、逆位相成分はカッターが縦振動になるので、それほど大きな信号は受け付けないです。
カッティグマシンにはリミッターが入っています。
従って、アナログレコードはマスター信号に対して、忠実な再生に限界があり、カートリッジのセパレーション性能も25dB程度が限度です。
アナログレコードは広がりが不足しているともいえるでしょう。

また、レコード内側の線速度が不足しますから、周波数特性のハイ落ちはある程度仕方がありません。
こうなると、CDのほうが圧倒的に優れていると言えることになります。
そうして、アナログレコードはCD登場以降、駆逐、消滅するはずであったのに、近年見直されているのはなぜでしょう?

やはり、アナログ→デジタル→アナログの変換にが問題があるからでしょう。

特に、ダイレクトカットのアナログレコードを聴くと、もう、もう、CDは及ばない。
対抗できるのは、2トラ38テープシステムでしょう。けれども、このシステムは量産が困難で、また、再生時の作業が面倒だし、常にメンテナンスする必要があります。

そんなわけで、アナログレコードを楽しむことは時代錯誤でもないし、興味ある趣味と思うべきです。

私としては、カートリッジをはじめとする製品が高価すぎることには大きな不満があります。
特に、MCカートリッジしかりです。
フォノイコライザーアンプは大変割安に提供されております。

皆様、いろいろなやり方でオーディオを楽しんで下さい。


VU計付スライドボリウムアンプの楽しさ

オーディオアンプの楽しさは、聴く喜びが最優先です。次に眺める楽しさ、そして操作する喜びでしょう。

この3点を備えたアンプはアキュフェーズ、ついで、LUXでしょう。

オーディオファンは操作する喜びにはあまり重点を置かなくなったようです。トーンコントロールなし、バランスボリウムなしがアンプの中心になっています。MASTERSのアンプもそのような路線です。

ところが、特別提供品に掲載されている「プリメインアンプ“MASTERS AU-5000Fcustom”」(←売り切れ次第リンク切れになります)は、大変中身がギッシリ、見て楽しい、操作してなお楽しくなるアンプです。

特に魅力あるのは割と大きなVU計です。
VU計は0.3SECで0dBになるような性能とされています。昔はBTS規格化されていましたが、オーディオのデジタル化によって、規格の必要性は無くなりました。
VU計は上記のような特性を満たすようにDC電流計(電流感度230μA)にオーディオ信号をダイオード整流させることで成立します。

オーディオ信号のピーク値を眺めるメーターとして、ピークメーターがあります。
これはオーディオ信号を対数圧縮回路によって、メーターを動作させます。
人間の感性よりも鋭敏なので、レコーディングスタジオではVU計のほうが好まれた傾向でした。

それはそれとして、このアンプはスピーカーを鳴らせるし、プリアンプ出力、何とフォノレコード(MM対応)も再生できます。

さらには、インピーダンス切替できるヘッドフォン端子もついています。

もちろん、フェーダーは東京光音電波のプロ仕様です(抵抗体はコンダクティブプラスティクとプロ用です)。
そのスムーズな感覚は気持ちよいです。

このところ、こころ癒し、落ち着くために聴きながら仕事しております。

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