ハイエンドショウトウキョウ2008スプリングでのエピソードをご紹介します。
5月10(土)14:30から、音元出版主催、“評論家:小林貢氏とお手頃管球アンプ4台を聴く”に、イシノラボ/MASTERSも“MASTERS BA-215TM”を投入して参加しました。
1番目にトライオード“TRV-88SE”、
2番目にオーディオスペース”AS-3.8i”の中国製アンプ、
3番目に純日本製、MASTERS BA-215TMを使用しましたが、「“MASTERS BA-215TM/STAX”からSTAXイヤースピーカドライブ回路を外すと、“MASTERS BA-215TM”(¥147,000)になる。」と紹介されました。
3曲の課題曲では、しなやかさ、透明度、ワイドレンジ感、で威力を発揮致しました。
小林氏も思わず、「これはすばらしいサウンド。これで¥147,000とは、材料費だけでも10万円を超えるのでは!」とのコメントを発しておられました。
最後のシンセシス“Flame”(イタリア製¥320,000?)は良好サウンドでしたが、解像度では、タムラトランスを搭載したBA-215TMに分があったように聴こえたのは私の自己陶酔かも知れません。
イベント終了後、リスナーのおひとりが、「明確にサウンド差異がわかった。MASTERSが一番優れたサウンドを聴かせた!」と語っておられたのが聴こえ、製作者冥利につきました。
いずれにしても、私がかつて在籍したタムラのF684出力トランスの性能の良さが、大いにこの音質をサポートしていると思います。
(文責:製作者)