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【MASTERSブランド】
CA-777Gシリーズ
CA-777Gシリーズ
電源がいらない、電源問題がない、トランス式パッシブプリアンプ!
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Audio Spice BA-D205MKのご紹介

Audio Spiceブランドのパワーアンプ”BA-D205MK”についてのお問い合わせを多くいただいています。そこで今回は、このアンプについて、ご紹介させていただきます。

このアンプの回路構成は、クエストアメリカ社(米国ニュージャージー州)において、基本回路の提示があって、マスターズサイドで具体設計を担当し、シャーシ、トランス類、パワー管などを選定しつつ、試作機を組み上げました。
このユニークな回路は、前段ドライバ回路のB電圧の上に、パワー管のカソードバイアス回路が重なる方式で、小亀の上に親亀が乗ると言えば、大体、想像が付くと思います。

そうすることによって、前段からパワー管出力まで、ダイレクト構成となります。ダイレクト構成回路として、かつて、「ロフチン・ホワイト回路」が有名でしたが、”BA-D205MK”はそれとは異なります。

電源を2構成用意することで、費用・スペース・重量がかさむことが難点です。 

更に特筆すべきポイントは、ドライブ管の負荷にプレートチョークを採用したことにより、電圧降下が大幅に低下して、その分、パワー管を強力にドライブできます。すなわち、よく採用されるカソードフォロアー回路よりも低い内部インピーダンスでパワー管をドライブできるということです。
結果として、”BA-D205MK”はパワー管が2A3にも関わらず、5Wの出力を取り出すことができました。そして、出力はどこまでもクリップせず、丸くなるので、「ひずみ感が発生しない」という特長もあります。すなわち、コンプレーサー機能も有していることになります。
このアンプの試作機では重さが20kgを超えていました。

最初に製品として世に出したものは、23kgのウエイトを記録しました。このアンプをご購入いただいた方は、ソニーのプロ用大型モニタシステムをお持ちです。これは、40cmウーファ、2インチホーンドライバからなる、総重量60kgを超えるものです。私も、このスピーカーシステムにおいて、実際に試聴させたいただき、パワフルにドライブできることを確かめさせてもらいました。製作者として非常に嬉しい限りです。アメリカのオリジナル回路提供技術者も大変喜んでおりました。

なお、アメリカサイドでは、100万円以上の高級アンプにこの回路を搭載して、好評を得ております。

また、”BA-D205MK”の今後は、出力トランスを橋本製のものに切り替えます。価格は据え置く予定です。

更に、パワーアップした、”300B搭載機”も計画中です。

是非ご期待ください!!


MASTERS BA-205BWSの開発経緯

今月発売したばかりの新製品、パラシングルパワーアンプ”MASTERS BA-205BWS”についてお話し致します。

昨年発売した、”MASTERS BA-202BW”は、低内部抵抗管5998を採用したシングルアンプでした。わずか2.5Wながら、なかなか生意気な良いサウンドを出し、オーディオアクセサリー誌の紹介記事において、好評を得ました。数台の注文、販売の後、ユーザー様から、「このサウンドの延長線上で更にパワーアップして欲しい」という、リクエストをいただきました。”MASTERS BA-205BWS”はこれに応えて実現したものです。5998をパラシングルと、他に例を見ない構成は、どんなサウンドが出てくるか設計者としても興味津々でした。

結果、パラシングル構成によって、アンプ内部抵抗が1/2となり、更なる低ひずみ、また、歯切れの良さが抜群なパフォーマンスを示すのはびっくり致しました。

真空管アンプながら、「切れの良いサウンド」と「真空管特有のこくのある味わい」を望む方にはぴったりです。さらに、残留ハムノイズが0.3mV以下というのは、ニア・フィールドヒアリングや高効率の大型スピーカに最適です。

このアンプの特長は、世界に例の無い”プレート配線と二次巻き線とを一緒に巻いたバイファイラー巻きトランス”の威力がこの構成で更に発揮されたのだと思います。

ではどうして、バイファイラー巻きトランスはこれまで、できなかったのでしょうか?かつて、日本のケーブルの絶縁が悪くて、とても2本一緒には巻けませんでした。その時から数十年経た現在では、日本のケーブルの絶縁技術は世界一の信頼性があります。それでも、多くのトランスメーカーがやらないのは、これまでのトラウマもあったからでしょう。しかし、最後の決め手は職人の技術です。相互の巻き線を傷つけないように、注意深く巻ける方はほとんどいないに等しいと思います。このトランスは練達の職人の腕によって、出来上がったわけですが、安全のため、巻線間で300V以上の電圧差は生じないアンプ設計にしております。

当社は、”ユニークだから”とか、”世界初”とかで、高価な値付けはしない方針です。ネットでの通信販売直販に徹しているのも、オーディオ販売店が仲介した場合の利益(通常25%)を、オーディオファンの皆様に還元したい気持ちがあるからです。それでも、”やはり、音を聴かないと、・・・”とおっしゃる方は、当方の工房(千葉市美浜区)にお越しいただいて、視聴いただくことも可能です。(その場合、セキュリティ確保や、対応させていただく担当者のスケジュール調整等のため、必ずご予約をお願い致します。)

遠方の方は、購入してみてどうしても気に入っていただけなければ、クーリングオフ期間(8日間)内で返送いただければ、返金致します。(但し、お客様のご都合による返品・交換の送料は、お客様のご負担でお願い致します。これは、交通費をご負担いただいて視聴にお越しいただいているお客様とのバランスをとるためにもお願いしております。)どうぞ、通信販売のメリットを最大限ご利用ください!

また、当方のオーディオ界での長いキャリアの目で見て、「十分に良い」と判断したものだけを提供しているつもりです。

どうかその点もご考慮いただいて、ご検討いただければ幸いです。


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